高点法とは?点数計算にて複数の解釈がある場合の処置
高点法とは?
麻雀の高点法とは、アガリの点数計算にて複数の解釈が存在する場合に最も点数が高くなるようにとることを指します。大きく分けると
- 解釈によりアガリ役が変わるパターン
- 解釈により符数が変わるパターン
の2パターンがあります。それぞれについて見ていきましょう。
七対子or二盃口
高点法の代表例として七対子にとるか二盃口にとるかという問題が挙げられます。
ex.)
二盃口の形は七対子のようにもとれますが、七対子は二翻・二盃口は三翻の役であるため、二盃口が優先されます。
ただし、七対子は対子が集まったことで成立する特殊な役であることに対して二盃口は通常の"4面子1雀頭“の役であり、上位役・下位役の関係にあるわけではありません。
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三色同順or平和
ex.)
この和了では以下の2パターンの解釈が存在します。
- 三色同順(雀頭:
、
で
のカンチャン待ち)
- 平和 (雀頭:
、
で
の両面待ち)
三色同順は二翻、平和は一翻の役であるため三色同順が優先されます。
符計算における高点法
ex.)
この例では、索子のブロック部の解釈により2つの解釈がとれます。
+
→
の両面待ち
+
→
のカンチャン待ち
符計算の際にカンチャン待ちでは2符の加算がされますが、両面待ちではされません。これにより、2つの解釈で符数に差が生じます。
- 基本符(20)+ツモ和了(2)+么九牌の暗刻(8) = 30符
- 基本符(20)+ツモ和了(2)+么九牌の暗刻(8)+カンチャン待ち(2) = 32→切り上げで40符
この場合では、2つ目の解釈で符計算およびアガリ点数の計算を行うことになります。
高点法で覚えておきたいポイントまとめ
麻雀ではアガリ形の解釈により点数が変わってしまう場合には高い方を採用するという原則があり、これを高点法と呼びます。役の違いによる差はわかりやすいですが、符計算においても解釈の違いで点数が変わってしまう場合もあるので注意が必要です。
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