和了(ホーラ)とは?麻雀におけるアガリと得点方法 – 形やフリテンについても解説

麻雀の和了(ホーラ)

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和了(ホーラ)とは?

和了(読み方:ホーラ)とは、麻雀における「アガリ」かつ主な得点方法であり、「ルールに基づいて手牌を完成させ他プレイヤーに公開すること」を指す麻雀用語です。そのまま「アガリ」と読むこともあれば、動詞化して「和了り=アガり」「和了る=アガる」「和了った=アガった」のように読み、和了牌(アガリハイ)のような使い方もします。

和了の条件

和了時の手順

  • 和了の条件を満たしたら宣言する(ツモ・ロンなど)
  • 手牌を公開する
  • 全員で役の確認をする
  • 得点の授受を行う
  • 次の局へ進む

和了の形

基本形

和了の基本形は「4面子+1雀頭」と呼ばれる形で、麻雀牌3枚で1セットとなる「面子」を4組と2枚で1セットとなる「雀頭」の計14枚を揃える必要があります。

同じ種類の牌を3枚集める(=刻子)、もしくは数牌において連番となる牌を3枚集める(=順子)と1つの面子としてカウントされ、雀頭は同じ種類の牌を2枚揃えると成立します。

和了基本形の例

一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 四筒:麻雀王国四筒:麻雀王国四筒:麻雀王国 六索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国 南:麻雀王国南:麻雀王国南:麻雀王国 發:麻雀王国發:麻雀王国

七対子(チートイツ)

前述の基本形に当てはまらない役に七対子(チートイツ)があります。アメリカで考案されたもので、同じ種類の牌2枚×7組揃えると成立する2翻の役です。

国士無双(コクシムソウ)

国士無双(コクシムソウ)も基本形からそれた役で、么九牌(=1・9・字牌)を各1枚ずつ揃え、さらに任意の么九牌を1枚加えると成立する役満です。

和了の種類

和了にはツモとロンの2種類があり、それぞれ和了できるタイミングや得点の計算方法が異なります。

ツモ

山から引いてきた牌で和了することをツモといいます。ツモの場合点数は他家全員からもらうことができ、自分が親であれば総得点を他家で3等分し、自分が子であれば「親:子:子=2:1:1」で配分して獲得できます。

単に山から牌を引く行為や、門前清自摸和という役の略称としても「ツモ」という言葉を用いるので、文脈から推測して意味を取り違えないように注意しましょう

ロン

他家の捨て牌で和了することをロン」といいます。ロンの場合は捨てたプレイヤーが和了者へ点数を支払うため、ロンされてしまうことを「振り込み」または中国風に書いて「放銃(ほうじゅう)」と言います。

和了できない場合

思い込みやうっかりミスなどで条件を満たしていない場合は和了することができない上に、そのまま和了宣言をしてしまうとチョンボという反則になりアガリ放棄罰符といったペナルティが課せられます。このように、初心者にありがちなミスについて解説します。

役なし

4面子+1雀頭の形を満たしていても役がない場合は和了することができません。門前であれば立直平和といった基本的な役が使えますが、ポンやチーなどをしてこれらの門前役が使えずに役なしになってしまうケースが初心者にありがちなミスです。タンヤオ役牌など簡単なものでもいいので必ず役を一つは確保するようにしましょう。

フリテン

既に自分が捨てている牌でテンパイしていることをフリテンといいます。フリテンになってしまうとロンできず、ツモでしか和了することができません。待ちを変えて対処するかツモれるのを待つしかなく、フリテンに気付かずロンするとチョンボとなり厳しいペナルティが課せられます。

アガり牌の見逃し

うっかりアガり牌を見逃した場合や高目狙いで安目の牌をあえて見逃した時などもフリテンとなります。この場合のフリテンは「同巡内フリテン」といい1巡すれば解消されますが、立直している場合は見逃した時点からその局の終わりまでずっとフリテン扱いになるため注意が必要です。

和了に関するポイントまとめ

麻雀における目標は点数を稼いで1位になることですが、そのためには和了して他家から得点する必要があります。鳴きを利用して早めに和了るのかじっくり高い手を育てるのかという駆け引きも麻雀における魅力ですが、急ぎ過ぎるあまり役なしやフリテンといった和了が出来ない状態にならないよう気を付けましょう。

今回紹介した基本形「4面子+1雀頭」をはじめ、麻雀の基本的なルールや流れは下記の記事で解説しています。初心者にオススメの役も紹介しているので是非参考にしてみてください。

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