供託(キョウタク)とは?卓に千点棒を預ける行為を指す麻雀用語

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供託とは?

麻雀の供託(キョウタク)とは局の最中に卓へ1000点棒を預けることを指し、主にリーチをしたプレイヤーがリーチ棒と呼ばれる1000点棒を場に出すことが該当します。場に預けられた1000点棒はその局で和了したプレイヤーが獲得できますが、流局となった場合には次局へ持ち越されます。

リーチ以外で供託をする場面

供託として1000点棒が卓に置かれる場面はリーチがほとんどですが、リーチ以外にも供託がされる場面も存在します。

副露の間違い(誤チー・誤ポン)

副露する牌を間違えたままチーやポンで晒してしまった場合、通常はアガリ放棄となります。ただし、副露後の打牌前に気づいた場合には供託で済ます取り決めや訂正を認めることもあります。

ツモ牌の間違い・牌山を崩してしまった場合

山から牌をツモる際に取る場所を間違えてしまった場合や、局の最中に牌山を少し崩してしまった場合など、自分が見るべきでない牌を晒してしまった場合に処罰として供託を行うことがあります。ただし、牌山が復元不能な程である場合には罰符となってしまいます。

供託の扱い

前述の通り、卓に計上された供託は基本的にその局で和了したプレイヤーが獲得し、流局の場合には次局へ持ち越されます。それでは、以下のような場面ではどうなるでしょうか。

オーラスで流局となった場合

オーラスで流局となりそのままゲーム終了となる場合には、以下のいずれかが適用されます。

  • オーラス終了時点でトップのプレイヤーが総取り
  • オーラス時の親が総取り
  • 供託をした各プレイヤーへ変換
  • 供託を計上せず最終点数を計算

ダブロン・トリプルロンが発生した場合

ダブロントリプルロン(三家和)が発生した場合には、基本的に上家取りルール(頭ハネ)が適用されます。

リーチ宣言牌で他のプレイヤーがロン和了した場合

リーチを宣言する際に供託として1000点棒を出しますが、宣言牌で他のプレイヤーがロン和了した場合にはリーチ不成立とみなし、供託をしようとしたプレイヤーの元に戻ります。

四家立直で途中流局となった場合

四家立直(読み方:スーチャリーチ)とは、4人麻雀で4人のプレイヤー全員がリーチをかけた際に途中流局とする麻雀のローカルルールです。正式なルールではなく、採用しない場合には4人全員がリーチのまま継続します。

四家立直で途中流局となった場合には通常のリーチと同様に供託とし、次局で和了したプレイヤーが獲得します。

供託に関して覚えておきたいポイントまとめ

今回は麻雀の供託について紹介しました。供託とは主にリーチをしたプレイヤーが1000点棒を卓に預けることを指しますが、それ以外にも供託を行うシチュエーションが存在するため、この機会にぜひ覚えておきましょう。

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