頭槓和(トウカンホー)とは?天和や地和のような麻雀ローカル役満

門前役

麻雀の頭槓和(トウカンホー)

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頭槓和とは

頭槓和(読み方:トウカンホー)とは、親は配牌時の暗カン、子は第一ツモまでに副露が入らず、第一ツモで暗カンまたは大明槓をして引いた嶺上牌で嶺上開花すると成立する麻雀のローカル役満です。頭槓和は別名「プレイボールホームラン」とも呼ばれます。

頭槓和に関する基本情報一覧

  • 翻数:役満 ※
  • 食い下がり:-
  • 鳴き:可 ※

頭槓和は天和や地和のような役なので、 役満扱いする場合が多いようです。しかし、佐藤芳清氏の「麻雀大解説」によると三倍満となっているため、ローカル役として採用する場合はどちらにするか決めておきましょう。

門前のみ、すなわち暗カンのみで明カンを認めないとすることもあるようです。頭槓和の条件を詳しく紹介していきます。

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頭槓和の条件

頭槓和の一般的な解釈は、親は配牌時に暗カンができる状態、子はポン・チー・カンといった副露が入らない第一ツモで暗カンができる状態で、嶺上開花すると成立するというものです。

一方で、第一ツモ前の他家の捨て牌で大明カンをして、そこで嶺上開花しても頭槓和が成立するというルールもあります。この条件でも認められることが多いようです。

また、親の暗カン限定のローカル役とすることもあります。

頭槓和と同様にカンが和了に関係する役

カンした牌でツモ和了する「嶺上開花」

嶺上開花は、カンをしたあとに引く嶺上牌でツモ和了すると1翻がつく役です。門前ならば門前ツモもつくため、合計2翻増えることになります。

頭槓和を採用していない場合、手牌によってはこの嶺上開花+ツモの2翻のみとなってしまうため注意が必要です。

他家の加カンでロン和了する「搶槓」

搶槓は、カンをしたあとの捨て牌でロン和了すると1翻がつく役です。

頭槓和のときに気をつけなければならないのが、他家が配牌時に国士無双をテンパイしていた場合です。国士無双は暗カンでも搶槓が成立することがあるため、人和も採用していたらダブル役満になってしまいます。こちらも可能性は低いですが、覚えておいて損はないでしょう。

頭槓和に関連するローカル役

頭槓々和

頭槓々和は、頭槓和と同じように親の配牌時、子は第一ツモ時にのみ成立するローカル役満です。その状況で2回以上連続でカンをして和了した場合に成立します。

槓振り

槓振りは、頭槓和と同様に成立条件にカンが関係するローカル役です。他家がカンをしたあとの捨て牌でロン和了すると成立します。

頭槓和で覚えておきたいポイントまとめ

頭槓和は、親の配牌時・子の第一ツモ時に暗カンをして嶺上開花すると成立するローカル役。頭槓和はある意味、天和よりも難易度は高いため、ローカル役として採用してもお目にかかることはほぼありません。

カンをしなければいけないので、天和や地和、人和とは複合できないため注意しましょう。複合できる可能性があるのは、四暗刻大三元字一色などです。

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