逆車輪とは?筒子の1と9、字牌のみで七対子を揃える麻雀ローカル4翻役
逆車輪とは
逆車輪(読み方:ギャクシャリン)とは、一般的に筒子の1,9と字牌のみで七対子(チートイツ)を作ると成立するローカル4翻役です。ローカル役満の中には筒子の2〜8で七対子を作る「大車輪」という役がありますが、その逆の条件の役なのでこのように名前が付けられています。筒子の1と9はどちらかを使っていれば問題ないとされ、7種類ある字牌もどの組み合わせでも問題ありません。
大車輪に関する基本情報一覧
- 逆車輪の翻数:4翻
- 逆車輪の食い下がり:-
- 逆車輪の鳴き:不可
逆車輪は筒子の1と9、字牌を2枚ずつ集めるという性質上、鳴き不可の門前役です。
逆車輪は一般的に4翻として扱うことが多いものの、基本の役で七対子2翻+筒子の混一色3翻+混老頭2翻が複合するので、11翻が確定します。
ドラがある場合や、立直かつ門前ツモや一発でアガることができれば数え役満になります。
逆車輪の条件
逆車輪になる手牌の組み合わせは筒子の1,9牌両方を使う21通り、筒子1,9牌の片方を使う14通りの合計35通りです。
逆車輪の手牌例
逆車輪と似た役
ローカル役の中には逆車輪に似た役がいくつか存在します。有名な大車輪も含め、ローカル役を紹介します。
大車輪
大車輪とは、筒子の2〜8で七対子を作ると成立するローカル役満です。筒子限定の役とされており、萬子や索子の場合は「大数隣」や「大竹林」という名前でも知られていますが、まとめて「大車輪」とすることも多いようです。
中車輪・小車輪
中車輪とは、大車輪の間が一つ抜けているもの、たとえば3〜6と8〜9のような形とするルールや「1〜3と7〜9の二盃口の形で5筒が雀頭になるもの」など定義が揺れているローカル役です。
そして小車輪は、大車輪や中車輪からさらに条件が変わったローカル役で、以下のように定義が揺れています。
- 筒子の「1〜7」または「3〜9」の連番で七対子形を作ったものとするルール
- 筒子の七対子であれば問題ないとするルール
- 筒子の6連番が含まれた手牌とするルール
- 筒子で門前の混一色の七対子を小車輪とするルール
どちらの役も大車輪と比較すると採用されることは少なく、逆車輪と比べると使える牌も多いことから定義に揺れが多いです。採用する際にはどのルールにするかしっかり決めておきましょう。
三元七対子
三元七対子とは、白・發・中の三元牌を含んだ七対子を作ると成立するローカル3翻役です。逆車輪と三元七対子は条件的には複合できるため、どちらも採用している場合には数え役満が確定します。
四喜七対子
四喜七対子とは、東・南・西・北の風牌4種類すべてを含んだ七対子を作ると成立するローカル3翻役です。こちらも三元七対子と同様に逆車輪と複合できる和了条件のため、どちらも採用している場合には数え役満が確定します。
逆車輪で覚えておきたいポイントまとめ
逆車輪は公式団体では採用されておらず、麻雀アプリやゲームでも採用されているものはないようです。大車輪と比較すると知名度も高くなく、採用することは少ないと思いますが、採用してアガれた場合には三倍満が確定するなど非常に強力な役です。
大車輪を採用する際にはあわせて採用するとまた違った面白さがあるかもしれません。
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