八連荘(パーレンチャン)とは?成立条件・破回八連荘も解説 – ゲームでの採用状況

麻雀の八連荘

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麻雀の八連荘とは?

麻雀の八連荘(読み方:パーレンチャン)とは、8回連続してアガることで成立するローカル役満です。八連荘は役満扱いなので、成立した際のアガり際の手牌に関係なく、点数は親ならば48000点、子は32000点を獲得できます。

八連荘の3つの和了条件

八連荘(パーレンチャン)の和了条件は、次の3つに分かれます。

  • 親のときに8回連続以上和了すると成立
  • 1人が連続で8回和了すると成立
  • 8本場(本場数が8)のときに和了すると成立

各ルールにおける成立条件を詳しく解説します。

親のときに8回連続和了する

八連荘の定義には揺れが見られますが、一般的にはこの「親のときに8回連続アガる」という和了条件です。

そもそも「連荘(レンチャン)」という言葉の定義として、「親がアガって連続して親をやること」といった意味があるため、八連荘も親のときに8回連続でアガるという認識が多いのではないでしょうか。

もちろん流局すると0からのカウントに戻ります。

1人が連続で8回和了する

八連荘の和了条件として、親・子関係なく8回連続でアガるというルールもあります。すなわち、子で3回連続で和了し、さらに親で5回連続和了することでも成立するという条件です。

なお、親限定のときと同様に、流局があると再び8回連続でアガらなければいけません。

8本場(本場数が8)のときに和了する

八連荘の和了条件として、「8本場のときに和了」といったルールも。よって、7回流局後に1回和了しただけでも成立する、というものです。

この場合、親でも子でも8本場であれば誰でも八連荘が成立します。

八連荘を阻止した場合「破回八連荘」という役満に

八連荘の和了条件が整った際に、和了を阻止すると破回八連荘(読み方:ポーホイパーレンチャン)という別のローカル役満になります。

  • 八連荘が親で8回連続和了とする場合:8回目で子が和了すると阻止
  • 八連荘が1人が連続で8回和了する:8回目で子が和了すると阻止
  • 8本場のときに和了する:全員八連荘の対象になるため破回八連荘が適用されない

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八連荘のアプリ・ゲームでの扱い

プロや公式の試合では八連荘は採用されていないものの、麻雀ゲームではローカルルールとして採用されている場合もあります。

麻雀格闘倶楽部では採用されており、過去には東方幻想麻雀シリーズやMJシリーズでも八連荘を認めていましたが、天鳳・雀魂などでは採用されていません。

八連荘についてよくある質問

八連荘は成立時に役なしでもアガれますか?

八連荘が成立するときも、それまでの局と同様に役がないとアガれません。よって、形式テンパイの状態では八連荘での和了はできず、他の1翻以上の役が必要です。

八連荘は鳴いても成立しますか?

八連荘が成立する局の和了役はどの役でもいいので、鳴いても成立しますし、門前役でも問題ありません。

八連荘は他の役と複合しますか?

八連荘は役満なので通常役とは複合しませんが、他の役満でアガった際には八連荘も複合する扱いにする場合もあるようです。確率はかなり低いですが、採用するのであれば決めておきたいポイントです。

八連荘で覚えておきたいポイントまとめ

和了の条件に複数の定義があるこの八連荘は、ローカルルールとして採用されることは少ないです。一方で、「咲-saki-」や「哲也-雀聖と呼ばれた男」、「凍牌」などの麻雀漫画でも名前が登場しているため、麻雀をやっている人にとってはかなり認知度が高いローカル役満なのではないでしょうか。

8回連続で和了するという定義が一般的で、もし順調にアガっても誰かが飛んでしまう可能性もあるなど、成功確率はかなり低く狙って成立させるのは難しいローカル役です。

「9回目以降の和了も八連荘にする」「さらに8回連続で和了した、16連荘のときを2回目の八連荘とする」「5本場以降は2翻縛りとする」など、ルールに関する揺れが多いので、取り入れる場合には細かく確認しておきましょう。

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