頭ハネとは?上家取りとも呼ばれる和了者を一人に絞るルール – 麻雀用語解説
頭ハネとは
頭ハネ(読み方:アタマハネ)とは、1人の捨て牌に対して複数のプレイヤーが同時にロンをした場合に、和了者を1人に絞るルールのことを指します。一般的に、ロン和了をしたプレイヤーの中で上家にいるプレーヤーのアガりを認めることから、別名を「上家取り(かみちゃどり)」とも言います。
頭ハネが起きたときの例
プレイヤーAの捨て牌でプレイヤーBとプレイヤーDがロン宣言をしました。このとき、頭ハネルールを採用していると、プレイヤーBとDのうちその局で上家に座っているのはBのため、Bのみがアガることができ、プレイヤーDはロン和了できません。もし上家が誰かわかりにくかった場合は、「ツモ番が一番近い人」と考えておくとよいかもしれません。
頭ハネを採用しないとき
頭ハネを採用しないルールの時、一人の捨て牌で複数人がロン和了する場合と流局になる場合があります。
ダブロン
ダブロンは、1人の捨て牌に対し2人がアガリ宣言をすることです。放銃者はそれぞれに点数を支払います。
トリロン
トリロンはトリプルロンの略で、1人の捨て牌に対し3人がアガリ宣言をすることです。三家和(サンチャホー)とも呼ばれます。トリロンの場合、放銃者はそれぞれに点数を支払う場合と、流局にする場合があります。
オンラインゲームでの頭ハネ採用状況
主な麻雀オンラインゲームにおける頭ハネの扱いについて以下にまとめました。
ゲーム名 | Maru-Jan | じゃんたま | 天鳳 | MJ |
---|---|---|---|---|
頭ハネ採用 | 採用なし | 採用なし | 採用なし | 採用なし(大会では採用) |
このように、オンラインゲームではほとんど採用されていません。しかし、プロ麻雀競技団体では頭ハネが採用されています。Mリーグでも頭ハネを採用しており、2019年シーズンには二局連続で頭ハネが発生するような事態も起きました。
頭ハネのまとめ
頭ハネとは、1人の捨て牌に対して複数人のアガリ宣言があったとき、アガりプレイヤーを1人に絞るルールのことです。
漫画『アカギ』の一幕で「残念…頭ハネだ」という名言があります。頭ハネルールを採用する際は、一度でいいから言ってみたいセリフですよね。ただし、発声が遅れているためロン扱いしてもらえず、アガれないということになってしまったら本末転倒です。このような行為はタブーですので、あくまでも仲間内で楽しむ程度にしておきましょう。
頭ハネはアガっているのに点数が入らなくなる可能性のあるルールなので、打ち始める前に確認を怠らないように気を付けてください。
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