么九牌(ヤオチュウハイ)とは?字牌と数牌の1・9を表す麻雀用語 – 么九牌を使った役も

牌の名称

麻雀の么九牌(ヤオチュウハイ)

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么九牌とは

么九牌(読み方:ヤオチュウハイ)とは、字牌と数牌の1・9を総称した呼び方です。字牌の東・南・西・北・白・發・中、数牌の一索、九索、一筒、九筒、一萬、九萬の13種類、合計52枚が対象です。また、么九牌を「一九字牌」と呼ぶことも。么九牌ではない牌のことは、中張牌(チュンチャンパイ)と呼びます。

么九牌を使った役

么九牌には字牌や一九牌が含まれるため、手牌に残すことで様々な役を成立させることができます。そこで、么九牌を使った役をいくつか紹介します。

役牌

役牌は、白・發・中の三元牌または自風牌、場風牌のいずれかを刻子(コーツ)にすると成立する1翻役です。混一色小三元などのさまざまな役との複合が狙えます。

チャンタ(混全帯么九)

混全帯么九(読み方:ホンチャンタイヤオチュウ)は全ての面子雀頭に么九牌を絡めて手牌を完成させると成立します。面子に順子(シュンツ)を用いる場合、必然的に「123」もしくは「789」の順子になります。鳴いて成立させることもできるため、比較的狙いやすい役です。

ジュンチャン(純全帯么九)

純全帯么九(読み方:ジュンチャンタイヤオチュウ)とは、全ての面子および雀頭に老頭牌(1または9の数牌)が含まれるときに成立する役です。混全帯么九の字牌が無いバージョンとも言えます。こちらも鳴いて成立させることができますが、字牌を使うことができない分、少し難易度の高い役となります。

混老頭(ホンロートー)

混老頭(読み方:ホンロートー)はすべての面子と雀頭を么九牌(ヤオチューハイ)のみで構成すると成立する役で、必然的に刻子または対子(トイツ)のみになることから対々和または七対子と必ず複合する役です。鳴いて成立させることもできますが、么九牌のみで対子を作ることは難しく、鳴きすぎると他家からの警戒も厳しくなるため、成立させるのは難しい部類に入ります。

清老頭

清老頭(読み方:チンロウトー)とは、手牌のすべてを1,9の数牌、すなわち老頭牌で揃えると成立する役満です。混老頭の字牌が無いバージョンとも言えます。6種類しかない老頭牌のうちの4種類を刻子に、1種類を雀頭にするという非常に難易度の高い役満です。

字一色

字一色(読み方:ツーイーソー)とは、字牌のみを使って手牌を完成させると成立する麻雀の役満です。清老頭は么九牌の中でも老頭牌のみを使用した役であるのに対し、字一色は么九牌の中でも字牌のみを使って完成させる役です。清老頭と同様に、7種類しかない字牌のうちの種類を刻子に、1種類を雀頭にするという非常に難易度の高い役満です。

また、字牌7種類を七対子の形で集める「大七星(ダイチーシン)」というローカル役満も存在します。

国士無双

国士無双は別名を「十三么九(シーサンヤオチュー)」と呼ぶように、幺九牌13種を1枚ずつ揃え、その中の1種を雀頭として構成する麻雀の役満です。国士無双は、役満の中では比較的揃えやすい役であり、手牌の中に么九牌が1枚ずつ多くの種類があるときは狙ってみるのもありかもしれません。

么九牌のまとめ

么九牌は、字牌と数牌の1と9を総称した呼び方です。么九牌を手に加えておくことで、様々な役が成立したり、最終的には役満を狙えるでしょう。しかし、字牌は順子にすることができなかったり、一九牌は中張牌と比べて手が広がりにくかったりといった、打ちづらさがあるのも事実です。

配牌の地点で自分の手牌と相談し、么九牌をどのように扱っていくかの大まかな道筋を立てておくと戦いやすいのではないでしょうか。

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