麻雀の副露(フーロ)とは?チー・ポン・カン(大明槓)の3種類!
麻雀の副露とは?
副露(読み方:フーロ)とは、他家が捨てた牌を取得して面子を完成させる行為のことを指す麻雀用語です。一般的にはチー・ポン・大明槓のことを指しますが、暗槓や加槓も含めて副露と呼ぶこともあります。副露は別名「鳴く」や「食う」、「晒す」とも呼ばれます。
副露の種類1:チーとは?
チーとは、自分の手牌にある塔子(あと1枚くるとメンツになる形)の状態からを上家(自分から見て左にいるプレイヤー)の捨てた牌を取得することで順子として完成させる行為のことです。
チーをできるのは左にいるプレイヤーからだけなので、麻雀初心者の方はルールを間違えやすいため注意しましょう。
副露の種類2:ポンとは?
ポンとは、自分の手牌にある対子(同じ牌が2枚揃っている形)の状態から他プレイヤーの捨てた牌を取得することで、同じ牌を3枚揃える刻子として完成させる行為のことです。ポンはチーとは違い、他家全員の捨てた牌が副露できる対象となります。
副露の種類3:大明槓とは?
大明槓(読み方:ダイミンカン)とは、自分の手牌にもともと3枚ある暗刻の状態から他家の捨てた牌を取得することで、同じ牌を4枚集める槓子として完成させる行為のことです。大明槓もポンと同様に、他家全員の捨てた牌が副露できる対象となります。
副露をするときの手順
大まかな手順はチー・ポン・大明槓ともに共通なので、覚えておきましょう。
- 他家(チーの場合は上家のみ)が打牌したときに発声をする
- 副露の対象となる牌(チー:塔子、ポン:対子、大明槓:暗刻)を倒す
- 副露する他家の牌を取り、倒した自分の牌と合わせて卓の右横に寄せる(この際、他家から取った牌は横向きにする)
- チー・ポンの場合は自分の手牌から一枚捨てる(大明槓の場合は王牌の所定の位置から一枚引く)
※手順3番目について
副露した牌を右に寄せる際、他家から取った牌の位置にルールがあります。
- チーの場合:他家から取った牌が左になるように並べる
ex.)
ポン・大明槓の場合は下家・対面・上家の誰から副露をしたかによってパターンが変わります。
- 上家からポン・大明槓:他家から取った牌が左になるように並べる
ex.) - 対面からポン・大明槓:他家から取った牌が真ん中になるように並べる
ex.) - 下家からポン・大明槓:他家から取った牌が右になるように並べる
ex.)
副露と相性の良い役
タンヤオ(断么九)
タンヤオとは、2〜8の数牌(中張牌)のみを使って手牌を構成する麻雀の1翻役です。成立条件が比較的容易なことに加え、副露している状態でも成立するため、良く用いられます。
また、副露している状態でのタンヤオを喰いタンと呼ぶことがあります。
トイトイ(対々和)
対々和(読み方:トイトイホー)とは、4組の面子をすべて刻子または槓子で揃えたときに成立する2翻役です。タンヤオと同じく副露している状態でも成立する役であり、食い下がりがないため副露と非常に相性が良いです。
副露に関して覚えておきたいポイントまとめ
副露(読み方:フーロ)とは、他家が捨てた牌を取得して面子を完成させる行為のことを指し、チー・ポン・大明槓が対象となります。副露をする大まかな手順はどれも共通であるため、ぜひ覚えておきましょう。
また、副露は自分の配牌や引いてくる牌以外で面子を作ることができる非常に便利なアクションですが、門前でないと成立しない役や食い下がりがある役があったり、リーチ(門前役)の特権である一発や裏ドラの可能性も無くなってしまうため、状況によっては副露の判断を慎重に行うようにしましょう。
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