麻雀のトリロンとは?三家和の扱い – 流局・3人和了・頭ハネ | 供託や積み棒のルールも

麻雀のトリロン

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麻雀のトリロンとは?

麻雀のトリロンとは、捨て牌に対して3人同時にロン和了したときの状態を指す麻雀用語です。トリプルロンを略してトリロンと呼びます。

3つの家(東家・南家など)が和了することから、三家和(読み方:サンチャホー)とも呼ばれます。トリロンは途中流局扱いが一般的なため、三家和という言葉自体が「トリロン時の流局」を意味する場合も。

トリロンが起きた時の3つの扱い

トリロンが起こった場合の扱いは、次の3つに分かれます。

  • 途中流局になる
  • 全員のロン和了が認められる
  • 頭ハネになる

それぞれ詳しく解説します。

トリロンの扱い1. 途中流局

トリロンが起こった場合の一般的な扱いがこの途中流局です。これはもともと中国麻雀のルールに基づいていると言われています。

日本のリーチ麻雀ではフリテンルールが用いられているように、不正防止や1人を狙って点数を稼ぐなどができないようにする意味合いもあるのではないでしょうか。

もちろん、トリロンを受ければ点数的にも圧倒的に不利な状況になりますし、最悪飛んでしまう可能性もあるので、ゲームバランスも考えられたうえでのルールなのかもしれません。

代表的な麻雀アプリである天鳳でもこの途中流局が採用されていますし、日本麻雀連盟のルールでも流局扱いとされています。

三家和(注31)、四人リーチはすべて流局とし、親の連チャンとする。これら流局はすべてリーチに優先する。
引用:日本プロ麻雀連盟競技ルール

トリロンの扱い2. 全員のロン和了を認める

一部ゲームやアプリではトリロンで途中流局にならず、全員のロン和了を認めるルールが採用されています。

トリロンの全員和了を認めているゲーム

  • MJ
  • 雀龍門
  • Maru-Jan
  • 東方幻想麻雀4・4N

トリロンの扱い3. 頭ハネになる

トリロン時に流局や3人和了ではなく、頭ハネになる場合もあります。頭ハネの場合、放銃者から見て下家が取る上家優先ルールです。

複数のプロの麻雀協会では、この頭ハネが採用されています。

複数によるロンアガリは上家のアガリとする(二家和・三家和なし)。
引用:日本プロ麻雀協会公式ルール

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トリロンの3人和了が認められる場合のルール

供託(リーチ棒)は誰が受け取る?

供託(リーチ棒)は上家取りルールが基本となっています。よって、トリロンを流局にしない場合は放銃者から見て下家が取ることになります。

積み棒は誰が受け取る?

連チャンの際に増えていく積み棒は、供託と同様に上家取りルールとする場合と、3人それぞれに支払う場合に分かれます。本場数×300を支払うルールが多いですが、事前に確認しておけるといいでしょう。

親流れはする?

親がアガっていた場合、連チャンになることが一般的ですが、子もアガっているため親流れになるルールや親が上家であれば連チャンするルールなどもあります。

トリロンのときの飛び賞は?

飛び賞も供託と同様に上家が取るルール、折半するルール、順番に精算して飛びに該当する振り込みを受けるプレイヤーが受け取るルールがあります。こちらも決めておくようにしましょう。

トリロン以外に途中流局が起こるケース

麻雀ではトリロン以外にも途中流局になるケースが複数あります。頻繁に起こるわけではないですが、覚えておくといいでしょう。

  • 九種九牌:親であれば配牌時、子であれば第一ツモ時に1,9,字牌が9種類以上あると流局にできる
  • 四風連打:第一巡の捨て牌が4人全員同じ風牌だったときに流局になる
  • 四家立直:4人全員がリーチしたときに流局になる
  • 四槓流れ(四槓算了・四開槓):複数人が合計で4回カンをすると流局になる

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