長考(チョウコウ)とは?何秒から長考になるのか マナーを全解説

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長考(チョウコウ)とは?

長考(読み方:チョウコウ)とは、自分の手番やチーやポンなど鳴きができるタイミングで、思考に長い時間を費やすことを指す麻雀用語です。麻雀には持ち時間・制限時間はありませんが、ある程度のテンポ感を求められるゲームでもあり、長考を重ねるのはマナー違反とされることもあるため注意が必要です。

この「長考」は、麻雀だけでなく将棋や囲碁など、思考を伴うあらゆるゲームで見かける用語です。

長考になるのは何秒から?

さまざまな意見や考え方がありますが、一般的には10秒を超えると長考とみなす人が多いようです。通常は5秒以内に手番を終えれば進行上問題はありません。

長考はマナー違反?

じっくり考えることは重要ですが、囲碁や将棋のように「読み切って勝つ」ゲームではないことに加え、他に3人プレイヤーがいるため麻雀ではテンポよくゲームを進めることも必要になります。長考をすることで、相手に考える時間や情報を与えてしまうという戦術上の問題点も懸念されます。

また、多くの雀荘は利用時間によって場代と呼ばれる料金が発生するので、あまりだらだらプレイしているともったいないという側面もあります。したがって「長考はマナー違反である」とするプレイヤーが多くいますが、長考に対する考え方は人それぞれなので強要してお互い嫌な思いをすることのないようにしましょう。

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長考してしまいそうな場合は?

もし、初心者の方でスピードに自信がない場合は、あらかじめ伝えておくと良いでしょう。また、長考する場合は「すみません、長考します」と言うのもトラブル防止に役立つと思います。前述のように5秒以内に切ることができれば問題なく進められるでしょう。

「ルールを覚えていない」などの理由であれば、ルールを覚えてから望むのが好ましいです。「多面待ちで待ちが多く、何を切ればいいかわからない」「どれを切ればいいかわからない」などの理由であれば、役を覚えたり、麻雀の何切る問題で練習したりするのがいいでしょう。

長考に関するルール

現状、麻雀自体に長考を禁ずるというルールや、長考の秒数・ペナルティなどについてのガイドラインはありません。ゆえに人によって解釈の分かれるところであり、たびたび議論になる話題です。

例えばMリーグでは「局面と関係ない場面での長考が度重なる場合」に「審判よりイエローカードが提示される」となっています。イエローカードが1日2枚提示されるとレッドカードとなり、チョンボと同様の罰則を受けます。

このことから、Mリーグでは試合にある程度のテンポ感を要求していることがわかります。

また、各種ゲーム・アプリのインターネット対戦では必ず制限時間が設定されています。アプリによって時間はまちまちですが、通常ルールでは10秒~20秒の持ち時間となっていることが多いです。また、速卓や長考卓など、卓ごとに持ち時間を設定して分けているゲームもあれば、長考するための課金アイテムを設定しているゲームもあります。

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