麻雀の箱(ハコ)・箱点(ハコテン)・箱割れ(ハコワレ)とは?

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箱(ハコ)とは

箱(ハコ)とは、持ち点がマイナスであることを指す麻雀用語で、同じ意味の言葉に「ハコテン」「ハコ割れ」「飛び」「ドボン」などもあります。また、箱の状態になることをハコる、飛ぶということもあります。麻雀では一般的に麻雀牌が入っていた4つの箱(点箱)を点棒入れに使用しますが、その点箱の中身がなくなって「箱だけになる」というのが由来と言われています。

箱の定義

「箱は持ち点がマイナスになること」と紹介しましたが、実は採用するルールによって若干異なります。

箱のルールを決定するにあたって最も重要なのは「0点ちょうど」の扱いをどうするかという点と、箱状態になったときにゲームを続行するかという点です。これらには厳密なルールが決められているわけではなく、対局者同士で決定する必要があります。

誰か一人でも箱の状態になってしまったときに対局を終了するルールを、「箱下無し」や「飛びあり」と言います。箱下無しで対局が終了した場合、点数の精算のときにマイナス分まで計算する(箱下精算あり)場合と、0点で打ち切ってマイナス分は計算しない(箱下精算なし)場合があったり、箱になってしまったプレーヤーがその局でアガったプレーヤーに対してボーナスを支払う「飛び賞」というルールがあったりします。

箱になったときの制約

箱状態になったとき、箱下無しルールであればその場で対局を終了して清算に入ります。

では、箱下ありルールで点数がマイナスの場合や、箱下無しルールだけど点数がマイナスになりかけている場合、どのような制限がかかってしまうでしょうか。以下に制限の例を紹介します。

  1. 箱下ありのルールで箱になった場合、その局以降、立直しても箱にならない点数に回復するまで「立直」の宣言ができず、ダマ聴で和了しなければならない。
  2. 箱下ありのルールで立直棒を供託すると箱になる場合(例:持ち点700点でリーチ仕様とするとき)、リーチ宣言は強制的に取り消しとなり、ダマ聴で和了しなければならない。
  3. 箱下なしのルールで立直棒を供託すると箱になる場合、立直を強制的に取り消してアガリ放棄となり、その局が終了した時点で半荘が終了する

上記のルールは良く採用されているルールの例です。このほかにも、「局中のリーチに対して点数のマイナスは認めるが、その局終了時でも点数がマイナスだった場合箱状態とする」といったルールが採用されることもあるので、対局者同士で事前に打ち合わせをしておきましょう。

対局を開始する前に

箱のルールの扱いによって、大きく負けてる時の戦い方が変わってきます。対局前にしっかりとルールを決めておくようにしましょう。

麻雀の箱で覚えておきたいことのまとめ

箱(ハコ)とは、持ち点がマイナスであることを指す言葉です。箱状態にならないよう相手のアガりを阻止していくことが麻雀というゲームでは必要不可欠ですが、相手が役満のツモアガりをしてしまったりすると一気に自分の持ち点が削れてしまいます。

プロの放送対局でも全員箱下状態になってしまう場面があるくらいなので、麻雀を始めたばかりのひとであれば尚更箱状態になってしまうことは多いと思います。箱下アリナシや、0点の扱いなどを対局前に確認し、自分の点数が風前の灯火になっても諦めずに逆転を狙っていきましょう。

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