尖張牌(センチャンパイ)とは?数牌の3と7を指す麻雀用語
尖張牌とは
尖張牌(読み方:センチャンパイ)とは、麻雀の3と7の数牌を指す麻雀用語です。3と7の牌の柄が、上下で対象ではなく、1つだけ出ているような模様になっているためこのように呼ばれます。尖張牌は尖牌やチェンチャンパイとも言います。
尖張牌が入る順子の種類
尖張牌が入る順子は数が多く、以下の6通り×萬子・筒子・索子の18種類あります。
[123]/[234]/[345]/[567]/[678]/[789]
尖張牌は重要な理由
尖張牌である3と7は、上記で解説したとおり順子で使うことが非常に多いため、手牌の中でもかなり重要な役割を持っています。
尖張牌が重要な理由をさらに詳しく解説していきます。
受け入れ枚数が多い
順子で使うことが多いということは、1枚持っているとき塔子に変化する際の受け入れ枚数も多いということです。
例:尖張牌の3を持っているとき
- カンチャンターツになる→1と5
- 両面ターツになる→2と4
- 対子になる→3
日本のリーチ麻雀ではスピードがかなり重視されるため、牌効率を考えると非常に重要だと言うことがわかるでしょう。
捨て牌読みができる
順子の要とも言えるこの尖張牌が捨て牌に牌に出てくるということは、すでにある程度手牌が出来上がっていると考えられます。
また、尖張牌を積極的に捨てている場合、順子を構成しづらいため刻子で手牌を構成していると考えられます。
3と7を使わない順子は[456]の1通りだけです。よって、「尖張牌を捨てている」「尖張牌が自分の手牌に抱えている」といった場合は、刻子や対子で手牌を構成している可能性が高いです。
尖張牌に関連する麻雀用語
中張牌
中張牌(チュンチャンパイ)は、数牌の2〜8を指す麻雀用語です。尖張牌と比較して、広く用いられている単語です。
老頭牌
老頭牌(ロウトウハイ)は、数牌の1と9を表す麻雀用語です。端牌(ハジパイ・ハシパイ・ハジハイ)とも呼ばれることもありますが、端牌は幺九牌を指すこともあります。
心張牌
心牌とも呼ばれる心張牌(シンチャンパイ)は、数牌の5を指す麻雀用語です。
頂張牌
頂張牌(ティンチャンパイ)は、数牌の3,5,7を表す麻雀用語です。尖張牌と心張牌を合わせたものになり、中張牌の奇数の牌を指す名称です。
平張牌
平張牌(ピンチャンパイ)は、数牌の2,4,6,8を指す麻雀用語です。中張牌の偶数の牌を呼ぶ名称ですが、あまり用いられることはありません。
尖張牌で覚えておきたいことのまとめ
尖張牌は3と7の数牌を指す麻雀用語で、順子を構成するために必要なとても重要な牌です。何を切るか迷う場面では、3と7を残しておくことで活路が見出せるときもあるでしょう。
一方で、相手の捨て牌に登場するとアガリが近いという目印にもなるため、警戒しつつ手を進めましょう。
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