九種九牌(キュウシュキュウハイ)とは?流局条件やメリット – 連荘や本場数のルールも解説

麻雀 九種九牌(キュウシュキュウハイ)

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九種九牌とは?

麻雀の九種九牌(読み方:キュウシュキュウハイ)とは、親の配牌時または子の第1ツモにて手牌の中に么九牌(1,9,字牌)が9種類以上ある場合に、手牌を公開して流局とすることができるローカルルールです。

九種九牌の基本的な条件

以上が基本的な条件ですが、次のような場合は九種九牌が成立しないので注意しましょう。

  • 第1ツモ時に暗槓をした場合
  • 自身の第1ツモ(子)の前に他家チーポンカンがあった場合

九種九牌の宣言をするかしないかは本人の自由であり、条件を満たしていても宣言をせず、そのまま国士無双狙いで局を続行させるという戦略も一つの手です。

また、1巡目に么九牌が9枚以上あっても、8種類以下であるときは成立しません。九種九牌が成立するのはあくまで么九牌が9種類以上の場合に限ります。

九種九牌の名前の由来

九種九牌の正式な名称は「九種么九牌倒牌」(キュウシュヤオチューハイトウハイ)といい、これを省略して現在のような呼び名になったようです。
また、九種九牌の「九牌」は么九牌のことを指しており、1巡目に么九牌が9枚・10種類あることを「九種十牌」などと呼ぶことがありますが、これは厳密には誤りということになります。

九種九牌に関するローカル役

十三不塔

十三不塔(読み方:シーサンプーター、シーサンプトウ)とは、親の配牌時または子の第1ツモ(チー・ポン・カンの無い状態)にて順子刻子が無く、塔子すら無いが雀頭が1組だけある状態を、特別に役満とするローカル役です。
九種九牌と同様、1巡目で発生するローカルルールという点や手牌が非常にバラバラな状態であることが特徴として挙げられます。

九種九牌に関してよくある質問

九種九牌を宣言することは必須ですか?

いいえ、九種九牌の条件を満たしていても、宣言をせずそのまま局を進めることも可能です。国士無双や混老頭など么九牌を使った役を狙うこともできます。

九種九牌を宣言するメリットは?

他家の手牌が良さそうなときや国士無双を狙えなさそうなときに、流局にして手牌を変更できるのが最大のメリットと言えます。

他家のダブル立直の後に九種九牌を宣言することはできますか?

ダブル立直はチー・ポン・カンのどれにも該当しないため、他家がダブル立直を宣言した後でも、条件を満たしていれば九種九牌を宣言することは可能です。

么九牌が10枚以上ある場合でも成立しますか?

成立します。九種類、合計九牌以上になるときは必ず条件を満たしているため、九種九牌を宣言できます。

九種九牌で親は流れますか?

場合や地域によってルールが分かれます。「連荘」「親の場合のみ連荘」「親流れ」の3パターンがありますが、親の連荘とすることが多いようです。

九種九牌で連荘になった場合の積み棒は?

親の連荘とする場合、積み棒を増やします。

オーラスに九種九牌であがり止めはできる?

九種九牌はあくまで「流局」であり、あがり止めはできません。再び配牌からやり直します。

九種九牌に関して覚えておきたいポイントまとめ

九種九牌とは、1巡目で手牌の中に么九牌が9種類以上含まれている場合に流局とすることができる、元は中国で生まれたローカルルールです。ローカルルールなので、Mリーグなどでは採用されていません。宣言前に暗槓をしていたり、第1ツモの前に他家のチー・ポン・カンがあった場合は九種九牌を宣言することはできないため、注意しましょう。

また、九種九牌の条件を満たしていても宣言をしないでそのまま局を続行することも可能です。国士無双や混老頭などの手を狙いたい場合はスルーしてしまうのも良いかもしれませんし、サンマならなおさらそのまま続行してもいいでしょう。あまりにもヤオチュー牌が多い場合は流し満貫を狙うのもいいかもしれません。

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