場風(バカゼ)とは?場風の確認方法や場風牌 – 自風との違い
場風(バカゼ)とは
場風とは、現在の局における場の風のことを指します。風には東・南・西・北の4種類があり、最初が東場、そこから全プレイヤーが一回り親を終えると次の場に移ります。場風は卓に座るプレイヤー全員に共通しているのに対し、自風はプレイヤーごとに異なるのが特徴です。また、自風や場風ではない風をオタ風と呼びます。
東場での「東」、南場での「南」などの場風と対応する風牌のことを場風牌と呼びます。場風牌は三元牌と同じように役牌扱いになるため、刻子にすることで役牌の役が付くので覚えておきましょう。
一方、オタ風の風牌を客風牌と呼びますが、これは役牌扱いにはならないため、刻子にしても役にはなりません。初心者がつまずきやすい天なので注意しましょう。
場風と自風の違い
場風は場に与えられた風であり、全プレーヤー共通です。全員が親を1周終えることで次の風に移ります。東場、南場、西場、北場のように呼ぶのが場風です。
一方、自風はその局で自分に与えられた風であり、プレイヤーによってそれぞれ違う風が与えられています。局が変わるごとに次の風へ移ります。東家、南家、西家、北家のように呼ぶのが自風です。
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場風の確認方法
場風の確認方法として、起家マークを基準にした確認方法を紹介します。
起家マークで場風を確認する方法
自動卓や麻雀のゲームアプリのように、場風が表示される場合は意識する必要はありませんが、表示されていない場合「起家マーク」を気にする必要があります。東一局で親番を務めた人の手元に起家マークが置かれており、そのマークに「東」と書かれていたら東場、「南」と書かれていたら南場です。
一般的な半荘戦では、東場と南場で終了しますが、半荘戦で一定の条件を満たした場合や、一荘戦など、西場に突入する場合、どのようにするのでしょうか。
西場や北場になった場合、専用の起家マークを使うことができれば苦労しませんが、あまり流通しているものではありません。よくある西場の表し方は、起家マークの「東」を逆さにして置く方法です。同様に、北場では「南」を逆さにして置きます。
また、他にも手書きで起家マークを作成するなど、アナログな方法がとられることもあります。
いずれにしろ、西場のときの起家マークに関してこうしなければならないというルールはないため、その場にいる全員で共通の認識が得られる手段を選ぶのが得策です。ちなみに、西入できる起家マークは日本では売られていないらしいです。
・西場に入ったときは、起家マークの「東」を逆さにして置く。
場風の絡む役
場風牌があることで成立する役と、場風牌があることによって成立しなくなる役について紹介します。風牌の中でも、場風牌になっている牌は役牌と同等の扱いをされるようになるので覚えておきましょう。
役牌(場風牌)
場風牌を刻子にすることで、1翻役である役牌が成立します。場風牌と自風牌が一致しているときは、場風牌と自風牌の2翻役(通称:ダブ東、ダブ南・・・)です。一方、場風牌と自風牌のどちらでもない牌を刻子にしても役牌は成立しません。
場風牌のみの1翻でもアガれます。
平和
平和の雀頭に場風牌や自風牌の対子を用いることはできません。平和の雀頭に使用することができる牌は数牌または客風牌(オタ風)であること、といったルールが決められています。「平和で和了った、と思ったら実は役がなかった!」ということがないよう、しっかり場風を確認するようにしましょう。
場風で覚えておきたいことまとめ
場風は起家マークを見ることで把握できます。一般的な雀荘に置かれている起家マークは、東場と南場のみ対応しています。万が一、西場や北場に局が進行しても混乱をしないよう、あらかじめ西入した時の起家マークの扱いは連携しておくのが無難です。
また、場が変わるときは「南入します」のようにお互い声を掛け合うことを忘れないようにすると、お互い気持ちの良い対局ができるので、覚えておくといいでしょう。
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