上家(カミチャ)とは?席順・席の位置を意味する麻雀用語 – 頭ハネや同点時の扱いも

麻雀の上家(カミチャ)

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上家とは

上家(読み方:カミチャ)とは、麻雀の座席で自家(自分)から見て左に座っている人を指す麻雀用語です。自家から見て左なので、自家にとって上家の人は、他の人から見たら上家にはなりません。また、自家から見て右に座っている人を下家、卓を挟んで向かいに座っている人を対面と呼びます。

自家が上家からできること

上家(カミチャ)からは、副露の一種であるチーをすることができたり、合わせ打ちをすることができたりします。上家の捨て牌は、自分の手を進めるために使うことも、自分を他家の放銃から守るためにも使えるので、よく覚えておきましょう。

チー

自分が上家のプレイヤーからできることとして、チーがあります。チーは、上家の捨てた牌を使って順子(シュンツ)を完成させる副露の一種で、対面下家からチーすることはできません。

合わせ打ち

合わせ打ちとは、上家が捨てた牌と同じ牌を捨てることを意味します。たとえば、他家が聴牌しているときに上家が捨てた牌と同じ牌を捨てれば、安牌なので絶対に放銃することはありません。

上家の方が有利なルールも

上家の捨て牌でチーをすることができたり、合わせ打ちをすることができたりと、上家は自分にとって有利な存在であるように紹介してきました。しかし、上家が自分よりも有利になるルールも存在します。

頭ハネ

あるプレイヤーの捨て牌で2人が同時にロンアガりしたとき、その牌を捨てた人から最もツモ番の近い人のみアガることができるルールです。自分よりも上家に座る人間と同時にロンアガりしたとき、点数をすべて持っていかれることから「上家取り(カミチャ取り)」と呼ばれることもあります。

終局時に同点だったとき

終局時、2人以上のプレイヤーの点数が同点だった場合、起家を起点として上家のプレーヤーが上位になります。

間違いやすい上家の扱い

ここまで、

  • 副露・合わせ打ち
  • 頭ハネ・上家取り
  • 終局時の点数と順位

について上家との関係を解説してきました。同じ上家という言葉を使いながらも、「どこを基準として」上家なのかというのがわかりにくいポイントです。そこで、再度簡潔にまとめるので参考にしてみてください。

どこを基準とするの?

  • 副露や合わせ打ちは、自分から見て上家(左に座る人)からできる。
  • 頭ハネ・上家取りは、アガったプレーヤーの中で上家(ツモ番が一番近い人)のみアガることができる。
  • 終局時に同点だった場合、起家を起点に上家(起家に近い人)から上位になる。

上家について覚えておきたいことまとめ

上家(カミチャ)は、麻雀の座席で自家(自分)から見て左に座っている人を指す言葉。場合によって、「自分から見て」という基準が「起家から見て」や「アガった人の中で」というように変化することがあります。同じ上家というワードでも、指しているプレイヤーが違うので惑わされないよう注意しましょう。

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