ワンチャンスとは?特定の数牌が自分から3枚見えている状態
ワンチャンスとは?
麻雀のワンチャンスとは、ある特定の数牌が自分の視点から3枚見えている状態のことを指し、筋を利用した安全牌選択に使われます。同様に、ある数牌が自分の視点から4枚見えている状態をノーチャンスと呼び、2枚見えている状態をまれにツーチャンスと呼ぶことがあります。
ワンチャンスの使われ方
まず、ノーチャンス(壁)の場合を考えます。例えば、自分の視点からが4枚見えている状態だとします。このとき、他家には
を含んだ塔子がないことになります。
![]() | 待ち牌 |
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他家がこれらの塔子を所持していないと考えると、と
が立直などに対しても比較的安全な牌となります。ただし、単騎待ちやシャンポン待ちの可能性もあるため100%安全であるわけではありません。
また、や
に関しては
や
といった塔子も考えられるので、危険度は他の牌とあまり変わりません。
想定される塔子を両面塔子のみに絞って考えると、以下のような対応表ができます。
4枚見えている牌 | 安全度の高い牌 |
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このノーチャンスの理論を用いて、ワンチャンス(3枚見え)では”ノーチャンスほど安全ではないが、他の無筋の牌などと比べると安全である”牌を選択できます。
ダブルワンチャンス
上の例に付随して、と
がそれぞれ自分の視点から3枚見えている状態を考えます。この場合、
と
それぞれにワンチャンスの理論が適用できることになるため、片方のみが3枚見えている状態よりもさらに
の安全度が上がります。このような状況をダブルワンチャンスと呼ぶことがあります。
その他安全牌選びに有効な手段
現物・合わせ打ち
現物(読み方:ゲンブツ)とは、他家の河にある牌を指す用語です。麻雀ではフリテンのルールがあるので、すでに自身が捨てた牌では他のプレイヤーに対してロン和了できないため、リーチやテンパイしているプレイヤーの河にある現物は確実な安全牌となります。
合わせ打ちとは、同巡内で上家が捨てた牌と同じ牌を捨てることを指し、同巡内フリテンを利用した安全牌選択のテクニックの一つです。
筋(スジ)
両面塔子の待ちとなる牌の組み合わせのことを筋(スジ)と呼びます。表スジ・中スジは安全牌を考える上で重要ですし、裏スジなど危険牌の予測に用いられるものもあります。
麻雀のワンチャンスに関して覚えておきたいポイントまとめ
ある数牌が自視点で3枚見えている状態のことをワンチャンスと呼び、安全牌を選択する上で重要な概念となります。4枚見えている場合はノーチャンス(壁)と言い、対象の牌はワンチャンスよりも安全度の高いものとなります。放銃の危険度を少しでも減らせるように、スジなどと合わせて覚えておきましょう。
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