麻雀の強打とは?2種類の意味がある麻雀用語 | 雀荘でのマナーについて解説
麻雀の強打とは?
麻雀の強打とは、「危険牌を通すこと」「牌を卓に叩きつけること」の2種類の意味がある麻雀用語です。強打の言い方に区別はないため、文脈から意味を判断する必要があります。叩きつける強打はバッドマナーなので絶対にしないようにしましょう。
危険牌を通す意味での強打
立直をかけているプレイヤーがいたり、テンパイが疑われるプレイヤーがいるとき、振り込みにつながるような危険牌でもツッパって通すことを強打といいます。自分もアガれそうなときの勝負をかけるために必要な一手ですし、手替えがない限り一度通してしまえばその後は安全牌として機能することになるため戦術上重要な意味を持つ行為です。
ただし、放銃の危険性があることと、他家へのヒントになってしまう点には注意しましょう。
牌を叩きつける意味での強打
ツモ牌や捨て牌を麻雀卓に叩きつけることを強打といいます。
- 音がうるさく、他の人に威圧感を与える
- 麻雀卓や牌にダメージが入り、破損・故障につながる
- 相手を惑わす「三味線行為」と判断される可能性がある
これらの理由から、ほとんどの雀荘で悪いマナー・禁止行為とされています。他の人から嫌な顔をされたり、麻雀卓や牌を破損すれば弁償などのトラブルにもなりますし、最悪の場合は雀荘を出禁になる可能性もあります。
麻雀漫画や映画などでは演出上強打するシーンも見られますが、あくまでも演出として描かれていることなので実際の麻雀では絶対にしないようにしましょう。
強打以外のバッドマナー
引きヅモ
引きヅモとは、ツモ牌を麻雀卓の自分側のフチまで持ってくることです。強打と同じく、フチに当たることで大きな音がなったり、ツモ和了したと誤解させたり、牌や麻雀卓へのダメージになることから多くの雀荘で禁止されている行為です。
先ヅモ
上家の打牌が完了する前にツモすることを先ヅモといいます。打牌が完全に終わるまでは他家が鳴いたりアガる可能性が残っており、鳴きによってツモ番が変わったときに他家がツモるべき牌を先ヅモによって抱えてしまうことになるため、禁止行為・バッドマナーとされています。
三味線
「めっちゃ良い手がきた」「安い立直だから大丈夫」などの発言や動作で相手をまどわせようとすることを三味線(を弾く)といいます。強打も「動作によって意思表示をしている」と三味線行為にとられることがあるため、そういった観点からもしないようにしましょう。
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