テンパイ(聴牌)とは?アガリまであと1枚の状態を指す麻雀用語
テンパイとは
テンパイ(聴牌)とは、必要な牌があと1枚あれば和了できる状態の手牌を指す麻雀用語です。テンパイしている状況を「張る(張っている)」と呼ぶこともあり、「テンパる」のように一般的にも使われています。4面子1雀頭、七対子、国士無双のいずれかの形になる一歩手前の状態です。
テンパイに関する麻雀の基本ルール
麻雀は14枚の手牌を揃えてアガリの形に持っていくゲームです。前述の通り、4面子1雀頭の基本的な形、七対子、国士無双の3つがアガリの形として存在しています。
それらの形を目指していく最中の、最もアガリに近い形がテンパイであり、テンパイになるとツモアガリやロンアガリができるようになります。
ポンやチーをしてテンパイを目指しても問題ありませんが、鳴いてしまうと門前状態ではなくなるため、リーチができなくなってしまうというデメリットもあるため注意しましょう。
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テンパイになる待ちの種類
テンパイ時には、アガリのための残り1枚を待つ状態を「待ち」と呼び、そのアガリに関わる待ちの種類にはいくつかあります。テンパイ時の待ちの種類を紹介するので、覚えておきましょう。
リャンメン待ち
リャンメン待ち(両面待ち)とは、「45」のように連番になっている組み合わせで、3か6の両方がアガリ牌になる状態の待ちを言います。テンパイしてアガリを待つ形では、このリャンメン待ちが基本の形になります。
カンチャン待ち
カンチャン待ちとは、「46」のように真ん中の1牌がくればアガリになる待ちの状態のことを指します。アガリに使える牌が最大4枚しかないため、テンパイ時にはあまりいい形ではありません。
他に役がある場合は、残りの枚数と待ちの牌次第ですが、テンパイしたあとすぐにリーチせずリャンメン待ちへ移行した後にリーチをかけてもいいでしょう。
ペンチャン待ち
ペンチャン待ちとは、「12」のようにあと3が来ると面子になり、アガリになる状態のことを指します。こちらもアガリになる牌が最大4枚しかないため、テンパイでの待ちの形としてはあまりよくありません。
リャンメン待ちにも移行できないず、平和やタンヤオなどを狙いづらいため、初心者の方はなるべく避けたほうがいいでしょう。
シャンポン待ち
シャンポン待ちとは、「11」「22」のように、どちらかがくると刻子、残りが雀頭になる待ちの形を指します。対々和や三暗刻などのテンパイではこの状態になることが多いです。
単騎待ち
単騎待ちとは、名前の通りどれか1種類の牌しか当たり牌がない待ちの形を指します。基本的には雀頭の単騎で待つことになるかと思いますが、七対子や国士無双でのテンパイも単騎待ちに含まれます。
テンパイに関連する麻雀用語
ダマテン
ダマテンとは、テンパイしてもあえてリーチをしない、すなわち黙ってテンパイしている状態を指す麻雀用語です。ダマテンは闇聴とも呼び、漢字では黙聴と書きます。
ノーテン
ノーテンとは、テンパイしていない状態のことを指す麻雀用語です。「ノーテンパイ」の略であり、誰もアガらずにその局が終了した際には、テンパイのプレイヤーに対してノーテンのプレイヤーが罰符を払うノーテン罰符のルールがあります。
形式テンパイ
形式テンパイとは、テンパイはしているもののアガるための役がない状態を指す麻雀用語です。形式的にテンパイしている状態と考えれば覚えやすいですね。
カラテン
カラテンとは、アガリ牌が河やドラ表示牌、手牌にすべて出ており、アガるための牌がない状態でのテンパイを指す麻雀用語です。
フリテン
フリテンとは、自分が捨てた牌やそのスジにあたる牌が待ちに含まれるテンパイの状態を指す麻雀用語です。フリテンではロンアガリができないため、麻雀初心者の方は注意しましょう。
イーシャンテン
イーシャンテン(一向聴)とは、テンパイのさらに1つ前の状態を指す麻雀用語です。簡単に説明するのであれば、アガリのために必要な牌が2枚足りない状態であり、アガリから遠くなるにつれてリャンシャンテン→サンシャンテン…のように増えていきます。
テンパイで覚えておきたいことまとめ
テンパイはアガリの一歩手前の状態を指す麻雀用語です。誰もアガらなかった流局時にテンパイだった場合、「テンパイ」と宣言して牌を公開する必要があります。
麻雀アプリやゲームであれば自動でやってくれますが、対人の麻雀ではテンパイかどうかわからないとノーテン罰符を支払わなければならないため、損してしまいます。
自分がテンパイかどうかを判断できるようにしておきましょう。
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