紅一点(コウイッテン)とは?索子の2,3,4,6,8の牌と中を揃えるローカル役満

食い下がりなし,鳴き可

麻雀の紅一点(コウイッテン)

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紅一点とは

紅一点(読み方:紅一点)とは、索子の2,3,4,6,8の牌と中で手牌を揃えると成立する麻雀のローカル役満です。緑一色で使う緑色の数牌と、その中に赤い文字である「中」が入っているため、紅一点と呼ばれています。

紅一点に関する基本情報一覧

  • 翻数:役満
  • 食い下がり:-
  • 鳴き:可

紅一点は役満として扱うため、点数は親の場合に48,000点・子の場合には32,000点です。

紅一点の条件

紅一点に使える牌は索子の2,3,4,6,8と發のたった6種類しかないため、緑一色と同様に七対子の形にはなりません。また「紅一点」という名前のとおり、緑色でデザインされた牌の中に赤のデザインの牌があるというのが役の条件になっているため、中は必須です。

もし中がない場合は發なし緑一色になるため注意しましょう。

紅一点と似た役

緑一色

緑一色(リューイーソー)とは、紅一点の中が發に置き換わった役で、索子の2,3,4,6,8と發のみで揃えると成立する役満です。緑一色やオールグリーンという名前のとおり、緑色でデザインされた牌だけを用いて揃えると成立します。

もし紅一点をローカル役として採用していて、索子の2,3,4,6,8がある場合は紅一点と緑一色のどちらかを狙うといいでしょう。

紅孔雀

紅孔雀(ベニクジャク)とは、中と紅一点で使用しない索子の1,5,7,9の5種類の牌のみで揃えるローカル役満。紅一点は赤い牌が一つだけであるのに対し、紅孔雀は使用するすべての牌に赤いデザインが入っているのが特徴です。

紅一点と同様に七対子形は不可、鳴き可という特徴もあります。

黒一色

黒一色(ヘイイーソー)とは、筒子の2,4,8と風牌のみの黒でデザインされた牌を揃えると成立するローカル役満です。紅一点のように名前に色が入っており、成立条件に牌が指定されています。

紅一点で覚えておきたいポイントまとめ

紅一点は、別名「一点紅」「万緑叢中紅一点」「万緑叢中一点紅」とも呼ばれており、その歴史は古く漢詩の「石榴詩」の一節が役の由来となっているなど、緑一色よりも前から存在していたと言われています。

そんな歴史ある役ではあるものの、現在公式やプロのリーグでは採用されていないローカル役です。出現確率は緑一色と同程度の0.0011%程度で、ローカルルールとして採用したとしても、あまり見かけることはないかと思います。

緑一色の發が中に置き換わったものなので、中と發の両方を使うとただの混一色になってしまうため注意しましょう。

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