清老頭(チンロウトウ)とは?確率・四暗刻との複合 – 鳴きOKで七対子形NGな役満

鳴き可

麻雀の清老頭

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清老頭とは

清老頭(読み方:チンロウトウ/チンロウトー)とは、手牌のすべてを1,9の数牌、すなわち老頭牌で揃えると成立する役満です。1,9牌だけで揃えるという性質上、順子(シュンツ)にならず6種類しかないため七対子の形にもなりません。清老頭は、1,9字牌だけで手牌を揃える混老頭の上位役にあたります。

登場する用語の解説順子(シュンツ):[123]のような数字の連番で作る面子のこと
七対子:同じ牌のペアを7つ揃える通常役

混老頭:字牌と1,9牌だけで揃える通常役

清老頭に関する基本情報一覧

  • 清老頭の翻数:役満
  • 清老頭の出現確率:0.00181%
  • 鳴き:可

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清老頭の条件

「混老頭から字牌を抜いたもの」とも言える清老頭が、成立する条件は次のとおりです。

  • 1と9の数牌(老頭牌)だけで手牌を揃える
  • ポンやカンをしてもOK
  • 待ちは自由でどの牌でもOK

清老頭は「1と9だけを集める」と覚えればいいので、初心者でも簡単に覚えられますが、出現確率は低く狙いもバレやすいです。

また、清老頭の待ちの形は必然的にシャンポン待ち単騎待ちのどちらかになります。

清老頭と複合する可能性がある役満

清老頭は1と9の数牌だけを使うため、国士無双や九連宝燈、緑一色、必ず字牌を使う字一色大三元大四喜・小四喜などとは複合できません。

清老頭と複合する可能性がある役満を紹介していきます。

四暗刻・四暗刻単騎

四暗刻は、暗刻を4面子揃えると成立する役満です。1,9牌だけで4つ暗刻と雀頭を揃えれば清老頭+四暗刻が複合します。

老頭牌は先に捨てられてしまいがちですし、副露しないと成立する可能性は低いですが、四暗刻単騎とも理論上は複合可能です。

四槓子(スーカンツ)

四槓子は、4回カンをすると成立する役満です。暗カン・明カンのどちらでも問題ないため、清老頭とも複合できます。

しかし、四槓子自体の確率は天和よりも低く滅多に出ないので、理論上は可能でもアガるのは実質不可能でしょう。

天和(テンホー)

天和は親限定の役満で、配牌時に和了の形になっていると成立します。運次第ではありますが、清老頭と複合は可能です。

地和(チーホー)

地和は子限定の役満で、第一ツモのときに和了の形になっていると成立します。こちらも天和同様、運次第にはなりますが複合は可能です。

清老頭で覚えておきたいポイントまとめ

清老頭は、萬子筒子索子の1,9牌だけのたった6種類24枚のうち14枚を使って作る役満のため、一見簡単そうで難易度は高めです。

また、6種類しかないため字一色のように七対子形にできないことも特徴です。

三人麻雀ならば揃えられる確率が高まりますが、門前で揃えるのは困難と言えるでしょう。もしも門前で揃えられれば、四暗刻または四暗刻単騎と必ず複合するので、手牌に1,9牌が多い場合には狙ってみてもいいかもしれません。


筆者がサンマ中に清老頭を出たときのツイートです。最初から手牌に老頭牌が多かったため、相手の手牌が中張牌に偏り、積極的に捨ててくれたことで達成できました。

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