七対子(チートイツ)とは | 点数や符の扱い – 鳴きや4枚使いはNG?麻雀2翻役
チートイツ(七対子)とは
チートイツ(七対子)とは、同じ牌を2枚集める「対子」が7組揃った時に成立する麻雀の2翻役です。対子を集めるという性質上、門前役でのみ成立するため鳴いて揃えることができません。七対子は国士無双と同じく、4面子1麻雀の和了ルールから外れた特殊な役です。
チートイツに関する基本情報一覧
- チートイツの翻数:2翻
- チートイツの出現確率:2.52%
- 食い下がり:門前役のため関係なし
- 鳴き不可
チートイツの条件
チートイツが成立する条件
チートイツはその名のとおり7組の対子を揃えることで成立します。対子であることが条件なので、数牌や字牌のどれでも成立できることから、覚えやすく初心者向けの役とも言えるでしょう。
また、対子を揃えるという役の性質上、門前役であり単騎待ちになることも覚えておきましょう。
チートイツが成立しない条件
チートイツは門前役のため、ポン・チー・明カンといった副露をすると成立しなくなります。また、同じ牌を4枚集めて対子を2つ扱いにはできないため、暗カンも不可能です。
同じ牌を4枚使った七対子は、基本的には認められていません。ローカルルールで4枚使い認める場合もあります。
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チートイツと複合する相性のいい役
立直(リーチ)
立直(リーチ)とは、チートイツと同じ門前役の一つです。出現率が高いこと、同じ門前役であることからチートイツと複合します。
しかし、待ち牌の数が少なくなりがちなチートイツでは、場合によってはリーチをかけない方が待ちを変更できて有利になる場合もあるため、状況に応じてリーチをかけるかどうかを考えましょう。
断么(タンヤオ)
断么(タンヤオ)は2〜8までの数牌のみを用いて手牌を構成する役のことです。2〜8までの数牌での対子が手牌に多いときに狙えるでしょう。
混一色(ホンイツ)
混一色(ホンイツ)とは、萬子・筒子・索子のいずれか1種類の数牌と字牌のみで構成される麻雀の役です。同じ種類の数牌と字牌の対子が多い場合に、点数の高い混一色とあわせて狙う戦略ができるでしょう。
しかし、その場合は役牌や対々和と絡めた方が打点が高くなることが多いので、七対子以外も積極的に狙っていきましょう。
チートイツに関するよくある質問
チートイツの符はいくつですか?
チートイツで4枚同じ牌は使えますか?
4枚揃えた牌を2-2で分けて対子2組と扱うことはできません。ローカルルールで認める場合もありますが、関東式や麻雀ゲームでは採用されていないルールです。関西のルールでは採用されることも多いようです。
チートイツでカンしてもいいですか?
チートイツは対子を7組揃えると成立する役のため、カンをすると成立しなくなります。
チートイツに関するローカル役・ルール
大七星(七対子+字一色)
チートイツの構成を字牌全種類で構成することによって成立するのが大七星です。大七星は一般的には字一色として扱われますが、ルールによってはダブル役満やトリプル役満とすることもあります。
アメリカンチートイツ(4枚使いを認める役)
4枚使いを認める場合は「アメリカンチートイツ」とも呼ばれます。4枚同じ牌を使えることで、緑一色や清老頭といった役満も狙えるようになるため、4枚同じ牌を使えるとかなり役の幅が広がると言っても過言ではありません。しかし、同じ牌を4枚揃える難易度は高いため、どちらにせよ緑一色や清老頭などが出る可能性は低いです。
三元七対子
三元七対子とは、三元牌の対子が3種類すべて含まれていると成立するローカル役です。七対子に+1翻して計算します。
四喜七対子
四喜七対子とは、風牌()の対子が4種類すべて含まれていると成立するローカル役です。こちらも三元七対子と同様、七対子に+1翻して計算します。
チートイツで覚えておきたいポイントまとめ
元々アメリカで生まれた七対子は、136牌の中から和了が成立する14枚を選ぶ組み合わせを考えた場合に、かなり数が多くなる組み合わせです。よって、配牌時点でチートイツを目指せる形になっていることもよく起こります。
4面子1雀頭の形ではない国士無双と並び、特殊な形であるこの七対子。2翻25符でありながら、ドラがあれば確実に2枚乗ること、リャンメン待ちと見せかけた引っかけリーチのような形で相手に出させられる場合もあること、相手が捨てそうな字牌で待てることなどのメリットも多いため、他の役との複合もあれば高得点を狙える役です。
フリテンや残り枚数に気をつけつつ、相手の捨て牌を確認してチートイツを狙いましょう。
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