花牌とは?抜きドラとして使われるオプションアイテム | ローカル役満も – 麻雀用語

麻雀の花牌

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花牌とは?

花牌(読み方:ファパイ・ハナハイ)は、ローカルルールで主に抜きドラとして使われることがある、麻雀のオプションアイテムです。「春」・「夏」・「秋」・「冬」の4種類があり、数牌としても字牌としても扱わない特殊な牌です。また、「梅」・「蘭」・「菊」・「竹」を模した牌も存在します。この4種を「草木牌」または「花牌」と呼び、春夏秋冬の牌を「季節牌」「季牌」と呼ぶこともあります。

花牌の主な役割

前述のとおり、花牌は3人麻雀の北と同じく抜きドラとして採用されるのが一般的です。

普段使いの牌に追加して花牌を混ぜ、対局中に花牌をツモった時はそれを見せた状態で卓上の自分から見て右端に並べます。その局中に自分が和了した場合、自分の手役に加えて並べてある花牌1枚につき1翻プラスされます。すなわち、ドラ(懸賞牌)と同じ扱いです。

花牌を採用した麻雀のことを花麻雀と呼び、主に中国で行われています。また、中国では花牌をボーナス点として扱うようです。

花牌を採用する際の王牌の注意点

花牌を抜いたあとは、嶺上牌から1枚引きます。よって、通常7トン(14枚)残さなければいけない王牌が足りなくなってしまうため、あらかじめ嶺上牌の部分を4枚増やしておく必要があるため注意しましょう。よって、三人麻雀で北ドラも用いる場合や春夏秋冬牌に加え梅蘭菊竹牌も使う場合は、通常より嶺上牌を4トン(8枚)増やしておかなければいけません。

「花牌」=「花札」?

「花牌」という言葉は、中国では花札の別名としても使われています。また、中国にて日本のかるた無いし百人一首のことを「花牌」と誤訳されたことがあるためか、漫画『ちはやふる』を中国語表記にすると「花牌情緣」となり、「花牌」の文字列が含まれています。

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花牌に関するローカル役

花牌に関するローカル役は数多くありますが、あまり知名度は高くないです。そんな花牌にまつわるローカル役の中でも、定義や翻数に揺れが少ない代表的なものを紹介します。

四華開嶺

四華開嶺(読み方:スーカカイリン)とは、花牌4枚を抜きドラとして採用するルールにて1人で花牌を4枚抜いたときに成立するローカル役満です。手牌の構成は不問で、役満として扱われるため運次第で1翻の手でも役満になります。

別名でそのまま「春夏秋冬」や「梅蘭菊竹」、花牌が4つあることから「四花和(スーホーホー)」、「四天花(スーテンカ)」などと呼ぶ場合もあるようです。

八仙過海

八仙過海(読み方:ハッセンカカイ)とは、「春夏秋冬」と「梅蘭菊竹」の合計8枚の花牌すべてを抜きドラとして抜いたときに成立するローカルダブル役満です。

花牌に関してよくある質問

花牌を抜いたあとはどこから牌を引きますか?

北ドラと同様に、花牌を抜いたあとは嶺上牌から1枚引きます。

花牌を抜きドラとして採用してる際、花牌がドラ表示牌となった場合どうなりますか?

一般的には、花牌1枚につき2翻分(ドラ2枚分)として扱うことが多いです。

花牌を手牌に加えて役を作ることはできますか?

花牌が手牌に含まれている状態で和了することはできません。3人麻雀における北は、抜きドラとして採用されている場合でも国士無双の構成牌として手に加えることもできますが、花牌の場合は手牌で使うことはできず面子や雀頭にはなりません。

花牌を抜いたあとの嶺上牌でツモったときに嶺上開花はつきますか?

つかないルールが多いようですが、嶺上開花が成立するというルールもあります。取り決め次第でしょう。

花牌を手牌に加えて役を作ることはできますか?

花牌が手牌に含まれている状態で和了することはできません。3人麻雀における北は、抜きドラとして採用されている場合でも国士無双の構成牌として手に加えることもできますが、花牌の場合は手牌で使うことはできず面子や雀頭にはなりません。

花牌を抜きドラとして採用してる際、花牌がドラ表示牌となった場合どうなりますか?

一般的には、花牌1枚につき2翻分(ドラ2枚分)として扱うことが多いです。

リーチをかけたあと1巡目のツモで花牌を引き、嶺上牌がアガリ牌だったときに一発はつきますか?

一発はつきません。

花牌について覚えておきたいポイントまとめ

一般的に、花牌とは数牌にも字牌にも分類されない「春」「夏」「秋」「冬」の4種の牌を指し、ローカルルールで抜きドラとして採用されていることがあります。
その場合、役割や扱いは3人麻雀の北ドラと同様です。また、日本ではあまり目にかかることがない「梅」「蘭」「菊」「竹」の、中国では四君子(しくんし)と呼ばれる図柄を用いた牌も花牌と呼ばれるものです。

「花牌や草木牌を東・南・西・北の位置に対応させてダブ東やダブ南のように2翻(≒ダブドラになる)」といったルールもあるようなので、仲間内で手打ち麻雀をする際には、春夏秋冬牌を使うルールを採用してみても面白いのではないでしょうか。

花牌を利用するゲームモードに対応した自動卓もあるので、自宅用に考えている方はこちらから探してみてください。

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