麻雀の字牌(ジハイ)とは?読み方 – 東南西北白發中の風牌と三元牌を使う役一覧
字牌(ジハイ)とは
字牌(読み方:ツーパイ)とは、漢字で書かれた牌を指します。字牌には「東・南・西・北・白・發・中」の7種類が存在し、「東・南・西・北」を風牌(カゼハイ/フォンパイ)、「白・發・中」を三元牌(サンゲンハイ)と呼びます。
字牌の種類一覧
風牌
風牌とは、「東・南・西・北」の4種類の牌のことです。自分の風と同じ風牌を自風牌と呼び、これを刻子にすることで役牌として扱えます。また、場と同じ風の牌を場風牌と呼び、これを刻子にすることでも役牌になります。自風牌と場風牌ではない風牌のことを客風牌(オタ風)と呼び、役牌は成立しません。
- 東:漢字の東と書いてある牌で、読み方は「トン」です。自分が東家のとき自風牌に、場が東場のとき場風牌になります。
- 南:漢字の南と書いてある牌で、読み方は「ナン」です。自分が南家のとき自風牌に、場が南場のとき場風牌になります。
- 西:漢字の西と書いてある牌で、読み方は「シャー」です。自分が西家のとき自風牌に、場が西場のとき場風牌になります。
- 北:漢字の北と書いてある牌で、読み方は「ぺー」 です。自分が北家のとき自風牌に、場が北場のとき場風牌になります。
また、サンマ(三人麻雀)では北の牌をドラとして扱う通称「抜きドラ」があります。
三元牌
三元牌は、刻子にすることで役牌の役が成立します。
- 白:何も書かれていない真っ白な牌で、読み方は「ハク」です
- 發:漢字の發と緑色で書いてある牌で、読み方は「ハツ」です
- 中:漢字の中と赤色で書いてある牌で、読み方は「チュン」です
白のデザインには、真ん中にダイヤのようなものがついていたり、デザインがあったりする牌もあります。そのような白は「白ポッチ」と呼ばれています。
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字牌が絡む役一覧
混一色(ホンイツ)
混一色とは、手牌を萬子(マンズ)・筒子(ピンズ)・索子(ソウズ)のいずれか1種類と字牌で構成する役です。
字牌が多いときに対々和とともに狙いたい役の一つです。
混全帯么九(チャンタ)
混全帯么九とは、面子のすべてに1,9,字牌を含む役です。字牌を含まないと純チャンという役になります。
混老頭(ホンロウトウ)
1,9,字牌だけで手牌を揃えると混老頭という役になります。字牌を含まず1,9の数牌だけで手牌を揃えると清老頭という別の役になります。
字一色(ツーイーソー)
字一色とは、手牌すべてを字牌のみで揃える役満です。一般的には対々和の形になりますが、字牌ののみの七対子の形(通称:大七星)でも成立します。
大三元・小三元
大三元は、白・發・中の三元牌をすべて刻子にすることで成立する役満です。小三元は、三元牌のうち2種類を刻子に、残りの1種類を雀頭にすることで成立する2翻役です。ただし、小三元は必ず役牌2翻がつくので、最低でも4翻になります。
四喜和
四喜和は大四喜と小四喜の二種類に分類されます。大四喜は、東・南・西・北の4種類の風牌を刻子にすることで成立する役満です。また、小四喜は東・南・西・北の4種類の風牌のうち3種類を刻子に、残りの1種類の風牌を雀頭にすることで成立します。
字牌が絡まない役
タンヤオ
タンヤオは、1,9,字牌を手牌に含まないことで成立する役です。そのため、字牌を手牌に入れた状態では成立しません。
平和
平和を成立させる為には、雀頭を役牌以外の牌にしなければなりません。そのため、字牌の中でも役牌に該当する自風牌・場風牌・三元牌を平和の雀頭にすることはできません。客風牌を雀頭にすることはできるので、字牌を頭にする際には平和に使用できる牌、できない牌をしっかりと見極める必要があります。
字牌で覚えておきたいポイントとまとめ
平和に字牌を用いるときや、タンヤオを成立させるときなど、扱いに注意が必要な場面も。また、あえて字牌を絞ることで相手の手の進みを遅くするという戦術があります。
しかし、字牌を多く集めることで打点の高い手をアガれたり、役牌だけではやくアガれたりします。自分の手牌と相談しながら、上手に字牌を使いこなせるようにしていきましょう。最後に、字牌の基本的な項目をおさらいしておきます。
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