赤ドラとは?使用枚数や表・裏ドラとの重複 – いつから使われてる?由来も解説

牌の名称

麻雀の赤ドラ

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赤ドラとは?

赤ドラとは麻雀におけるボーナス牌であるドラの一種で、赤く塗られた5萬・5筒・5索のことを指します。和了時に手牌にあるだけで1翻とカウントされるため、得られる点数が高くなります。なお、1翻と換算されますが役にはならないため注意しましょう。

赤ドラの別名赤ドラは、赤く塗られたデザインの牌であるため赤牌(アカハイ)とも呼ばれます。赤五萬赤五筒赤五索

赤ドラのルール

現在主流となっているルールでは、5萬・5筒・5索の各1枚ずつで合計3枚の赤ドラを入れます。赤ドラを4枚使用するルールもあり、その場合は5筒は2枚、5萬と5索は1枚ずつ使用します。市販の麻雀牌もこの4枚を含んだセットで売られていることが多いです。赤ドラをいれた枚数だけ、通常の5萬・5筒・5索はゲームから除外するので注意しましょう。

通常のドラ(表ドラ)と裏ドラ、赤ドラは重複します。すなわち、ドラが5萬・5筒・5索だった場合に赤ドラを持っていれば、2翻増えることになります。ただし、赤ドラがドラ表示牌になっても特にボーナスありません。

赤ドラのメリットとデメリット

持っているだけで1翻増えるためノーリスクで打点を高くすることができます。チップ有ルールの場合、和了時に赤ドラ1枚につきチップが1枚もらえるためより重要性を増す牌となります。

一方で、赤ドラありの場合、「インフレする」「ドラを用いての速攻が強い」「中張牌に寄せた手作りになりやすい」などの理由から、「赤なしではないと面白くない」「いらない」と感じる人もいます。雀荘ごとのルール確認や参加者同士でのルール取り決めはしっかり行うようにしましょう。アプリやゲームによっては赤ドラのありなしを設定できるためこれを活用するもの良いでしょう。

麻雀を開始する際に事前に決めておきたいルールの一覧は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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赤ドラの計算方法

前述のように表ドラ・裏ドラ・赤ドラは重複します。ケース毎に得られる翻数を見ていきましょう。

表ドラと赤ドラ

ドラ表示牌が4筒のとき、表ドラは5筒となります。この状態で赤5筒を持っていると、表ドラ+赤ドラで合計2翻のボーナスとなります。

裏ドラと赤ドラ

裏ドラが5萬になったときに赤5萬を持っていると、裏ドラ+赤ドラで合計2翻のボーナスとなります。

表ドラと裏ドラと赤ドラ

表ドラが5索かつ裏ドラも5索になったときに赤5索を持っていると、表ドラ+裏ドラ+赤ドラで合計3翻のボーナスとなります。

赤ドラに関する役

各赤ドラ、5萬・5筒・5索を全て手牌に組み込んで和了した時、赤ドラの効果に加えてさらにボーナスが得られる「オールスター」というローカル役があります。「三冠王」「赤ドラ三色」といった別名もあります。

ボーナスの内容はルールによってまちまちで、「1翻のボーナス」「(チップありルールの場合)もらえるチップが増える」なども。1翻ボーナスの場合、赤ドラ3枚で3翻に加えて1翻ですから、合計4翻が手役に追加されます。

チップボーナスの場合、通常であれば赤ドラ3枚なのでチップも3枚ですが、2枚ボーナスとして追加され合計5枚得られることになります。

赤ドラはいつから使われている?

赤ドラが普及しはじめたのは昭和39年(1964年)頃からと言われており、東京オリンピックの開催を記念して五輪をもじった「五筒」の牌を赤色にして役牌にしようという企画が持ち上がりました。これを受けて、大阪の麻雀店組合が任天堂に依頼して赤5筒を製造したのがきっかけとされています。

赤ドラ4枚ルールで赤5筒だけ2枚使うのはこの件が由来となっているようです。

赤ドラに関するポイントまとめ

持っているだけで1翻増えるドラは麻雀において重要な牌で、これを用いた戦術上の駆け引きも面白いですよね。赤ドラは通常のドラとは別にボーナスを得られる牌なのでさらに打点が高くなるためより熱い駆け引きが楽しめる一方で、実力が関係ない部分でインフレしてつまらないと感じる人もいます。表ドラ+赤ドラで2翻なので、立直タンヤオだけでも4翻の手になることを考えると重要性が見えてくると思います。

チップありルールでは赤ドラ1枚につきチップ1枚もらえるのでより重要性が増しますが、中張牌に寄せた手作りになってしまい速打ち化・マンネリ化すると感じることもしばしば。参加者同士でのルール取り決めは慎重に行いたいですね。

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