アガリ放棄とは?ロン・ツモ和了や副露ができなくなる罰則ルール

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アガリ放棄とは

アガリ放棄とは、麻雀の対局中に反則(チョンボ)をしてしまったときに課される罰則の一種です。アガリ放棄は言葉のとおりアガリ(ロン・ツモ)宣言ができないだけでなく、チーポンカンといった副露もできなくなります。しかし、ツモや牌を切る行為は問題なく行えるため、他家の聴牌に対して安全牌を切る行為は可能です。

アガリ放棄となる場合

アガリ放棄になってしまうのは少牌・多牌や誤ロン・誤ツモ、副露違いなどがあります。アガリ放棄になる場面を解説します。

少牌

少牌(ショウハイ)とは、手牌の枚数が13枚より少なくなってしまう状態で、アガリ放棄をするしかありません。少牌が発生する要因として、親の最初のツモ忘れや嶺上牌のツモり忘れなどがあります。少牌になってしまった場合、そもそも枚数が足りないのでアガリ放棄以前の問題でアガること自体できません。

また、手牌の枚数が少ないということは安全牌になる牌を手に加えて戦うことも難しくなります。

多牌

多牌は、手牌が13枚(ツモ時14枚)を超えてしまった錯和のことです。少牌の時と同様にアガリ放棄と扱うこともありますが、多牌の場合通常よりも手牌が多い状態のため、安全牌を手牌に入れやすくなってしまうことから罰符扱いとすることもあります。

誤ロン・誤ツモ

誤ロンや誤ツモ発声をしてしまうとチョンボになります。このとき、発声後に手牌を倒してしまうと局の続行が不可能となってしまうため、罰則の中でも最も重い罰符(通常は満貫払い)とすることが多いです。しかし、手牌を倒す前に誤発声に気づいた場合、局の続行が可能のためアガリ放棄の扱いになります。アガリ放棄になった場合、終局時に聴牌していてもノーテン扱いとなります。

副露違い

副露するとき、副露を構成する牌を間違えて発声をしてしまったとき副露違いでアガリ放棄となります。誤ロン・誤ツモと同様に終局時に聴牌していてもノーテン扱いとなります。

アガリ放棄以外の罰則

アガリ放棄以外にも罰則は存在します。罰符と供託の2つについて、アガリ放棄とどちらが重い罰則なのかを解説します。

罰符

罰符は、麻雀の罰則の中でも最も重いもので、反則者がほかのプレーヤーに実際に点数を払うことになります。よく採用されるルールが満貫払いです。

供託

供託は、発声の取り消しや手牌の一部を誤って倒してしまったりなど、局の継続に関わらない程度の反則の際に用いられます。よって、アガリ放棄よりも軽い罰則です。反則者は供託として1000点棒を場に出すことで局を継続します。

アガリ放棄で覚えておきたいことのまとめ

アガリ放棄とは、錯和してしまった際の罰則の一つです。麻雀で重要なアガりという行為を禁止されてしまうため、その局は勝負を捨てなければならなくなります。

対局に集中しすぎたり、集中しなさすぎたり、はたまた雑なプレイングをしたり、そもそもルールを忘れていたり…など、錯和をしてしまう理由はたくさんあります。自らの首を絞めないよう、一つ一つの動作を丁寧に行うようにしましょう。

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