麻雀のロンとは?意味・漢字 – できる・できない条件とやり方

麻雀のロン

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麻雀のロンとは?

ロンとは、麻雀における和了(アガリ)の仕方の一つです。漢字で書くと栄であり、正式名称は「栄和(ロンホー)」といいます。自分の引いた牌で和了する「ツモ」と違い、相手の捨て牌で和了するとロン和了になります。ポン・チー・カンより優先です。

ロン和了またはツモ和了によって誰かがアガったら、その一局が終了して次の局に移ります。

ロンができる条件

ロンができる条件は次のとおりです。

  • 聴牌(テンパイ)していること
  • 何かしらの役があること

手牌が4面子1雀頭、七対子国士無双のいずれかの形で役があり、「あと1枚揃えばアガれる」という状態でロンが可能です。

しかし、これらの条件を満たしていてもアガれないパターンが存在するので注意です。

ロンができない条件

ロンができない条件は次のとおりです。

  • フリテンの状態
  • 聴牌(テンパイ)していない
  • 役がない

フリテンや役なしでロンを宣言してしまうとチョンボになってしまいます。フリテンリーチのとき、待ちが変えられないためロン和了はできません。フリテンにならないためにも、相手の捨て牌には注意しましょう。

また、そもそもテンパイしていないときにはロン和了できません

ロンをしたときの点棒や供託の扱い

ロンをした場合、その牌を捨てたプレイヤーがアガったプレイヤーに対して点数を支払う必要があります。その際に、積み棒×300点分を上乗せして支払います。

また、他家が供託したリーチ棒もアガったプレイヤーが総取りです。

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ロンのやり方

ロンをする際には、相手の捨て牌を確認して「ロン」と宣言し、手牌を倒して晒します。

相手の捨て牌は河にそのままにし、リーチをしていた場合は裏ドラを確認しましょう。符や翻数を計算して点数を宣言します。

フリーの雀荘では対局のスピードアップのため点数のみ宣言することも多いですが、役名を言っても問題ありません。

初心者の方は点数計算ができないことも多いかと思うので、役名を伝え点数計算ができる人に任せましょう。

写真を撮影すると点数計算を自動でしてくれるアプリ翻数と符を入力すれば自動で計算してくれるアプリなどもあるので活用するかといいと思います。

特定の場面でロン和了するとつく役

麻雀の役の中には、特定の場面でロン和了すると1翻つく役が2つあります。ロン和了が条件になる河底撈魚(ホウテイラオユイ)と槍槓(チャンカン)について解説します。

河底撈魚(ホウテイラオユイ)

河底撈魚とは、その局の最後の捨て牌でロン和了すると成立する1翻役です。海底牌でツモ和了すると成立する海底摸月という役もありますが、こちらはツモ和了限定。どちらも「ハイテー」「ハイテイと呼ばれる役で、出現率が低くあまり見かけませんが、見落とすともったいないので覚えておくようにしましょう。

槍槓(チャンカン)

槍槓とは、加槓をした牌がアガリ牌だったときにロン和了できる1翻役です。槍槓も滅多に見かけませんが、こちらも覚えておくとロン和了できる確率が少し高まります。

ロン和了だとつかない役も

ロン和了することが条件の役もあれば、ツモ和了が条件になっている役立ったり待ちによってはツモ和了ではないと成立しない役があるので、こちらも紹介します。

門前清自摸和(メンゼンチンツモホー)

門前清自摸和とは、通称「ツモ」とも呼ばれる門前状態でツモ和了するとつく1翻役です。門前状態でもロン和了だと門前清自摸和はつきません。

シャンポン待ちのときの四暗刻

四暗刻とは、4面子をすべて暗刻で揃えると成立する役満です。シャンポン待ち(≒和了すると2つの対子のいずれかが雀頭、もう一つが刻子になる)の場合、ロン和了すると最後の刻子は明刻(ミンコー)になってしまうため、手役が「三暗刻+対々和」になってしまいます。

四暗刻単騎待ちであれば、ロン和了・ツモ和了のどちらも可能です。

シャンポン待ちのときの三暗刻

四暗刻と同様に、三暗刻も場合によってはロン和了だと成立しなくなります。鳴き可ですが待ちによっては成立しなくなるため、初心者にとっては少々複雑な役です。

ロン和了で三暗刻が成立する待ちかどうかは、こちらの記事で詳しく解説しています。

2人や3人同時にロンはできる?

2人同時にロンは可能で、通称ダブロンと呼ばれるルールがあります。しかし、3人同時にロン、すなわちトリロンが起こると途中流局とするルールが一般的で、3人同時のロン和了を認めることは少ないです。

麻雀のロンで覚えておきたいポイントまとめ

麻雀初心者でロン和了をできるようになるまでは、フリテンや役があるかどうかなど、覚えなければならないことが複数あります。

アプリではロンできる場合「ロン」というボタンが出るのでわかりやすいですが、麻雀経験者と対局するときには、テンポが早く自分の手牌に精一杯で見逃してしまうこともあるかと思います。

まずはアプリで練習しつつ、役を覚えたうえでフリテンにならないようにし、自信を持ってロンと宣言できるようにしましょう。

もし見逃してしまってロンできなくなってしまっても、ツモ和了ならばできるので、平和タンヤオなどの待ちが多くなりやすい役を覚えて最悪ツモ和了で乗り切れるようにしておくのがいいかと思います。

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