フリテン(振聴)とは?ロンでアガれない状態を指す麻雀用語 – 解消方法も

麻雀のフリテン(振聴)

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フリテンとは?

フリテンとは、ロン和了ができない状態を指す麻雀用語です。自分の捨て牌の中にアガリ牌がある、またはアガリ牌を見逃したときに発生し、リーチしているかどうかによって扱いが異なります。また、フリテンなのに誤ってロン宣言をするとチョンボとなり、何かしらのペナルティが課せられるルールです。フリテンは漢字で書くと「振聴」です。

フリテン自体の罰則はない

フリテンになっているだけでは、罰則は特にありません。もちろん、リーチをかけておらずテンパイで流局になって手牌を公開する際にも、フリテンだからといって罰則はありません。

フリテンになる条件

フリテンの発生の仕方は3パターンあります。

  • 自分の捨て牌の中にアガリ牌がある
  • リーチ中にアガリ牌を見逃す
  • リーチをしていないがアガリ牌を見逃した(同巡内フリテン)

上記の3パターンのいずれかの状況になるとロン和了できなくなり、解消するためには手替えをするかツモ和了を狙うかしかありません。各パターンごとに詳しく解説します。

自分の捨て牌によるフリテン

麻雀初心者泣かせのルールとして有名な、捨て牌でフリテンが発生するパターンを見ていきます。

アガリ牌が自分の捨て牌の中にあるとフリテンとなりロン和了できなくなります。特に注意したいのは両面待ちやシャボ待ちなどのアガリ牌が複数ある状態のときで、アガリ牌のうち1種類でも自分の捨て牌にあれば全てのアガリ牌がフリテンによる制限を受けます。

二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国九筒:麻雀王国四索:麻雀王国五索:麻雀王国東:麻雀王国東:麻雀王国東:麻雀王国北:麻雀王国北:麻雀王国

例えばこのような三索:麻雀王国六索:麻雀王国の両面待ちのとき、捨て牌に三索:麻雀王国があると三索:麻雀王国だけでなく六索:麻雀王国でもロン和了できません。三索:麻雀王国だけがフリテンだと勘違いしてしまい、六索:麻雀王国でロン宣言してチョンボになってしまうのは初心者あるあるといってもいいくらいよくある間違いなので注意しましょう。

このようにアガリ牌のうち1つでも自分の河にあるとたとえ多面待ちでも全てのアガリ牌がフリテンとなりますが、解消するためには手替えをして他の待ちにするか、そのままの手牌でツモ和了を狙う必要があります。

リーチ中におけるフリテン

リーチ中にアガリ牌を見逃すとフリテンになります。リーチしたあとは手替えができないため、フリテンだとロン和了はできません。フリテンになってしまうとツモ和了しかできなくなります。また、複数待ちがある場合その中のどれか一つでも捨て牌にあると全てフリテンとしてロン和了できない、という点は同じなのので注意しましょう。

一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒赤:麻雀王国六筒:麻雀王国九索:麻雀王国九索:麻雀王国東:麻雀王国東:麻雀王国

例えばこのような九索:麻雀王国東:麻雀王国のシャボ待ちのときにリーチをしていて、九索:麻雀王国が切られたものの東:麻雀王国が場風なので出るのを待ちたい、と考えて九索:麻雀王国を見逃すとフリテンとなり九索:麻雀王国東:麻雀王国どちらにおいてもロン和了できなくなります。

同巡内フリテン

リーチをしていないときもアガリ牌を見逃すとフリテンとなりますが、この場合のフリテンは自分のツモ番がくると解消されるというルールになっており同巡内フリテンと呼びます。

例えば、自分がリーチせずテンパイしていて(ダマテンの状態)下家からアガリ牌が出たがそれを見逃した、という場合は同巡内フリテンとなります。次の自分のツモ番が来るまではフリテンなので、このあと対面や上家からアガリ牌が出てもそれに対してロン和了することはできません。

他家がポンチーなどをしてツモ番が変わったとしても自分にツモ番が回ってくるまでは同巡内とみなされるためフリテンが継続します。

フリテンと国士無双

国士無双の13面待ちに限り「フリテンでも現物以外であればロン和了できる」というルールが存在します。

例えば、国士無双の13面待ちをテンパイしているとき自分の河に1萬を切っていたとします。通常であればフリテンとなりいずれの牌でもロン和了はできませんが、この1萬以外の牌であればロン和了を認めるという特殊ルールです。

ただし、これは最近では適用されていないケースがほとんどで、採用している場合には表記することが多いようです。したがって、国士無双13面待ちであってもフリテンロンはできない、と考えておくようにしましょう。

フリテンとリーチ

フリテンの状態ではリーチを認めない、すなわちフリテンリーチはできないとするルールがあります。対局する際にはフリテンリーチがありかどうか、決めておくようにしましょう。

フリテンに関するポイントまとめ

フリテンになるとロンであがれないため、手替えして待ちを変えるかツモ和了を狙うかして解消する必要があります。門前の状態だけでなくチーやポンで鳴き、テンパイしている状態でももちろんフリテンは適用されます。

  • 捨て牌によるフリテン
  • リーチ中のフリテン
  • 同巡内フリテン

以上の3つのケースがあることを覚えておきましょう。

フリテンのままロン宣言するとチョンボ(=麻雀における反則行為)になりペナルティが課せられるため注意しましょう。チョンボや罰則についての詳細は下記記事を参考にしてみてください。

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