河底撈魚(ホウテイラオユイ)とは?確率・意味・海底摸月との違い – 麻雀1翻役
河底撈魚(ホウテイラオユイ)とは
河底撈魚(読み方:ホウテイラオユイ)とは、その局の最後に捨てられた牌でロン和了する麻雀の1翻役です。河底撈魚は略して「ホウテイ」「ホウテー」とも呼ばれます。そして、河底撈魚と海底摸月(読み方:ハイテイモーユエ)をまとめて海底(ハイテイ)と言う場合もあります。
河底撈魚に関する基本情報一覧
- 河底撈魚の翻数:1翻
- 河底撈魚の出現確率:0.63%
- 河底撈魚の食い下がり:-(鳴き可)
- 河底撈魚の英語名:Last tile from the wall
河底撈魚の条件
河底撈魚(ホウテイラオユイ)は、その局の最後の捨て牌(河底牌)でロン和了をすると成立する役です。
河底撈魚の待ちの形は自由で、七対子(チートイツ)の形でも成立します。よって、手牌の組み合わせや副露の有無などを気にする必要もないため、条件さえ記憶すれば比較的覚えやすい役の一つです。
なお、フリテンの場合はロン和了できないので、フリテン状態での河底撈魚はありえません。
河底牌は、局の最後の捨て牌のことを指します。牌山の最後の牌をツモ切りしたときはもちろん、手出しで切った牌も河底牌になります。
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河底撈魚に関するローカル役
河底撈魚は確率の低さからか、他の条件と組み合わせて満貫や役満扱いになるローカル役が複数存在します。ローカルルールを採用する場合に参考にしてみてください。
- 九筒撈魚(チューピンラオユイ):河底撈魚のアガり牌が九筒だった場合に成立する満貫or役満扱いされることが多い役。鳴いても成立する。
- ダブリー河底撈魚:ダブルリーチした状態で河底撈魚で和了する満貫or役満扱いされることが多い役。
- 白底撈魚(ハクテイラオユイ):河底撈魚のアガり牌が白だった場合に成立する2翻役。鳴いても成立する。
河底撈魚はもともと「河底を泳ぐ魚をすくい取る」という意味から来ており、九筒の場合は魚の群れに見立てているなど、河と魚に関する由来が命名に影響しています。
河底撈魚に関するよくある質問
他の役がなくても成立しますか?
海底摸月との違いはなんですか?
河底撈魚は相手が最後に捨てた河底牌でロン和了すると成立する役、海底摸月は海底牌でツモ和了する役という違いがあります。
相手が海底牌の直前にカンし、その捨て牌でも成立しますか?
局の最後に捨てた牌が河底牌に該当するため、その状況でも河底撈魚は成立します。
河底撈魚の確率は?
河底撈魚の確率は0.63%程度と言われています。
河底撈魚と嶺上開花は複合しますか?
河底撈魚はロン和了が条件に含まれます。一方で、嶺上開花はカンをして引いた嶺上牌でツモ和了することが成立条件のため、河底撈魚と嶺上開花は複合しません。
河底撈魚するときに覚えておきたいポイントまとめ
河底撈魚(ホウテイラオユイ)の河底は「河の最後」という意味があり、その局の最後の捨て牌でロン和了することで成立する麻雀の役。別名「ホウテイロン」と呼ぶこともあります。
「海底」という言葉が局の最後を意味することもあり、河底撈魚と海底摸月は混同されがちなため、「ハイテイロン」と言っても通じることも多いですが、両者は別物だということを覚えておきましょう。
リーチやタンヤオといった基本的な役だけではなく、他のさまざまな役とも複合するにも関わらず、出現確率が低いためか見逃してしまう場合もあるため、条件を覚えて見逃さないようにしましょう。