一筒摸月(イートンモーユエ)とは?筒子の1で海底摸月を行うと成立する麻雀ローカル役
一筒摸月とは
一筒摸月(読み方:イートンモーユエ)とは、一筒すなわち筒子の1で海底摸月(海底ツモ)を行うと成立する麻雀のローカル役です。筒子の1の模様を満月に見立てており、古い中国麻雀に由来する古役にあたります。イーピンモーユエとも読みます。
一筒摸月に関する基本情報一覧
- 翻数:満貫
- 食い下がり:-
- 鳴き:可
一筒摸月を採用する場合、満貫扱いとする場合が多いようです。一方で、海底摸月の上位役にあたることから2翻役とする場合、満貫ではなく4翻扱い、難易度を考えて役満扱いする場合などもあります。
一筒摸月の条件
一筒摸月は筒子の1、すなわちイーピンで海底摸月をすると成立するため、手牌の形や雀頭は問いませんが、筒子の1が待ちになっている必要があります。また、他に役がなくても一筒摸月のみで和了可能です。
海底摸月の詳しい条件やよくある疑問については、こちらの記事で詳しく解説しています。
一筒摸月と複合する役・しない役
一筒摸月は役の性質上、海底摸月と複合できない嶺上開花・搶槓、そして筒子の1を使うと成立しないタンヤオ以外との役とは基本的に複合できます。門前であればツモとも複合するので、採用する場合の翻数によりますが跳満以上を狙えるでしょう。
一筒摸月に関連するローカル役
風花雪月
風花雪月は、一筒摸月と同様に筒子の1を月に見立てた役です。場風牌、五筒、白、一筒をそれぞれ刻子で揃える役なので、待ちの形次第では一筒摸月とも複合可能です。
花鳥風月
花鳥風月も、一筒摸月と同様に筒子の1を月に見立てた役です。一筒、一索、風牌、五筒をそれぞれ刻子で揃えると成立するので、こちらも同様に手牌によっては一筒摸月と複合します。
九筒撈魚
九筒撈魚は、河底撈魚のアガリ牌が九筒だった場合に成立するローカル役です。一筒撈月(イーピンラオユエ)とも表記されることがあり、名前も少し似ていますね。こちらは一筒摸月とは複合できませんが、麻雀牌を何かに見立てた役のうちの一つです。
一筒摸月で覚えておきたいポイントまとめ
一筒模月などとも表記される一筒摸月は、特定の牌が役の成立に関わるローカル役。ローカル役の中では比較的認知度は高いものの、採用することはあまりないのではないでしょうか。
採用する場合は、基本的には海底摸月と同様のルールに従い、翻数をどうするかを決めておくといいでしょう。
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