麻雀の塔子(ターツ)とは?両面・嵌張・辺張の例 – 塔子落とし・ターツオーバーの意味
麻雀の塔子とは?
麻雀の塔子(読み方:ターツ)とは、あと1枚数牌がくると順子になる状態を指す麻雀用語です。「23」のように両側につく可能性がある塔子を両面塔子、「46」のように間に入ると順子になる塔子をカンチャン塔子、「89」のように片側にしかつかない塔子をペンチャン塔子と呼びます。
両面塔子(リャンメンターツ)の例
両面塔子(リャンメンターツ)は、「23」「34」「45」「56」「67」「78」のように、リャンメン待ちになる塔子のことを指します。順子になる可能性がある牌は8枚なので、塔子の中だと最も汎用性が高いです。
塔子と雀頭に分けられるもの
このような形の場合、対子や面子になっている部分を分けて考えることで塔子と捉えられます。清一色で多面待ちになったときなど、しっかり分けて考えられるといいでしょう、
は、雀頭
と塔子
ここにもう1枚が来ると、刻子と塔子に分けられます。
塔子と順子に分けられるもの
こちらはの順子と
の塔子です。あと1枚
を引けば一盃口になる形なので、覚えておきましょう。
のような3面待ちの場合も塔子と順子に分けて考えられます。
嵌張塔子(カンチャンターツ)の例
嵌張塔子(カンチャンターツ)は、「13」「24」「35」「46」「57」「68」「79」の7種類×萬子・筒子・索子の21通りあります。
カンチャンターツは、のような形だった場合、
を引けば
のリャンメンターツに変化します。
のように、
または
のいずれかが来ると順子になる形も覚えておきましょう。
辺張塔子(ペンチャンターツ)の例
辺張塔子(ペンチャンターツ)は、「12」「89」のような形しかないため、萬子・筒子・索子をあわせても全部で6種類しかありません。また、嵌張塔子のように両面塔子に変化しないため、待ちの形としては3種類の塔子の中で最も弱いです。
塔子落とし(ターツオトシ)とは
塔子落としとは、塔子を捨てる(≒落とす)行為を指します。後述するターツオーバーの場合や、三暗刻や対々和、混老頭といった、刻子で構成する役に手牌を変えていく場合に塔子落としをやる必要が出てくるかもしれません。
塔子オーバー(ターツオーバー)とは
塔子オーバー(ターツオーバー)とは、手牌にターツが5つ以上ある時の状態を指す言葉です。
麻雀の基本的なアガリの形は4面子1雀頭であり、面子になる可能性がある塔子は4つあれば十分なので、5つ以上だと手が進むにつれて塔子が不要になってきます。
面子オーバーと呼ぶ方が多いようです。
塔子が絡むローカル役「七塔子」
七塔子とは、その名のとおり塔子を7つ集めることで成立するローカル役のことです。対子を7つ集める七対子の塔子バージョンだと覚えておきましょう。
1飜25符扱いとされており、カンチャンターツを認めないとするルールが多いようですが、配牌時に完成していると役満とする場合もあるようです。塔子を揃えるという性質上、鳴き不可の門前役になります。もちろん、待ちの指定はありません。
ローカル役として七塔子を採用する場合、フリテンにはいつも以上に注意しましょう。
塔子に関連する麻雀用語
対子(トイツ)
対子とは、塔子と違い同じ牌を2枚集め、同じ牌をあと1枚引けば刻子になる状態のことを指す言葉です。
順子(シュンツ)
順子とは、塔子に1枚加わり、「123」のような連続した数字になっている状態を指す言葉です。
ディスカッション
コメント一覧
コメントをくださりありがとうございます。
見やすさ改善のため、読み仮名を振る形で対応させていただきました。
引き続き麻雀カレッジを応援よろしくお願いします。
どうでもいいですが一盃口に下線が引かれてて二盃口にみえました