危険牌とは?他家に振り込む可能性が高い牌を指す麻雀用語
危険牌とは?
麻雀の危険牌とは、テンパイしている他家に対して振り込む可能性が高い牌のことを指す麻雀用語です。一方で、テンパイしている他家に対して振り込む可能性がない牌のことを安全牌と呼びます。
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危険牌の読み方
他家が立直をしていたり、テンパイをしている可能性が高い場合にはロンされないために放銃を避けなければいけません。
そのためには、他家の捨て牌などから安全牌・危険牌を判別する必要があります。
捨て牌の傾向から危険牌を考える
危険牌を考える上では、まず他家の捨て牌の傾向を見るということがわかりやすいポイントとなります。例を挙げると
がそれぞれ考えられます。
筋(スジ)を利用した危険牌予測
筋(スジ)とは、両面塔子(面子になる一つ手前の状態で、両面待ちの形になっているもの)の"待ち牌"にあたる牌の組み合わせのことを指します。今回は危険牌の予測に用いられるスジについて紹介します。
裏スジ
裏スジとは、ある捨て牌(数牌)の隣の牌からなるスジのことを指します。例えば、
の裏スジは
と
の裏スジは
のようになります。
次に、裏スジがなぜ危険牌の予測に用いられるかについて説明します。のようなブロックを考えたときに、両面形を優先するために
は不要牌となる場合が多くなります。
このとき、残されたに対する待ち(受け入れ)が
と
となり、この二つが
の裏スジにあたるということになります。
この思考を逆の視点で想像すると、テンパイしているプレイヤーの捨て牌にがあった場合に
という両面塔子があり、
の裏スジである
と
の待ちである可能性がある、という仕組みになっています。
またぎスジ
またぎスジとは、ある捨て牌(数牌)をまたぐ数字の組み合わせであるスジのことを指します。例えば、
のまたぎスジは
と
のまたぎスジは
と
のようになります。
のようなブロックは、刻子になるか順子になるかがテンパイ直前まで定まらない場合もあります。他家視点で考えると、リーチの宣言牌〜数巡前に
が捨てられている場合に、そのまたぎスジである
が危険牌として推測できるということになります。
ただし、リーチをせずに黙聴(ダマテン)のままである可能性もあるため、一般的に「中盤・終盤のまたぎスジは危険である」と言われることもあります。
危険牌に関して覚えておきたいポイントまとめ
テンパイしている(またはテンパイしている可能性が高い)プレイヤーに対して振り込む可能性が高い牌のことを危険牌と呼び、主に捨て牌から危険牌を予測することが多くなります。放銃を減らすためにも、危険牌であるかの判別はある程度できるようになると良いでしょう。
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