安全牌とは?他家に振り込む可能性がない牌を指す麻雀用語
安全牌とは?
麻雀の安全牌とは、テンパイしている他家に対して振り込む可能性がない牌のことを指す麻雀用語です。安全牌のことを略して安牌(アンパイ)と呼ぶこともあります。一方で、テンパイしている他家に対して振り込む可能性が高い牌のことを危険牌と呼びます。
安全牌に該当する牌の見極め方
安全牌を一言で表すと“確実にロン和了されない"牌です。では、実際にはどのような牌が安全牌に該当するのでしょうか。
現物牌
わかりやすい安全牌としてはまず現物(ゲンブツ)が挙げられます。現物とは、他家の河にある牌を指す用語です。麻雀ではフリテンのルールがあるので、すでに自身が捨てた牌では他のプレイヤーに対してロン和了できません。よって、リーチやテンパイしているプレイヤーの河にある現物は確実な安全牌となります。
リーチ宣言後の捨て牌
リーチをしたプレイヤーは、リーチ宣言後に捨てられた牌を一度見逃すとその後同じ牌でロン和了することができません。
よって、リーチ宣言後に捨てられた牌は(捨てたプレイヤーに関わらず)安全牌となります。ただし、リーチを宣言しているプレイヤーに対してのみ有効であり、黙聴で待っているプレイヤーや副露込みでテンパイしている他のプレイヤーには注意が必要です。
同巡内フリテンを利用した安全牌
リーチをしていない場合でも、同巡内で複数回捨てられた牌では一度目しかロン和了することができません。この同巡内フリテンを利用して、上家が直前に捨てた牌と同じ牌を捨てることを合わせ打ちと呼ぶことがあります。
安全牌を切りたいが持っていない場合
これまで安全牌に該当するパターンを紹介しましたが、放銃はしたくないけど安全牌を持っていない、という場合にどのような牌を捨てれば良いかについて考えてみましょう。
4枚目の字牌
自分の視点で字牌がすでに3枚見えている場合、他家がその字牌待ちでテンパイしている可能性は国士無双以外あり得ません。他家が国士無双でテンパイしている可能性が薄い場合は、安全と言えるでしょう。
また、3枚目の字牌では(国士無双と)単騎待ちのみが考えられますが、七対子の格好の餌食にもなり得るため、注意が必要です。
スジを利用した安全牌予測
テンパイしているプレイヤーの捨て牌や、リーチ宣言後の捨て牌に対する筋(スジ)を利用した安全牌予測があります。テンパイしているプレイヤーが両面待ちという仮定のもとに成り立つ方法ではありますが、上記のパターンが使えない場合には有効な手段と言えます。
安全牌に関して覚えておきたいポイントまとめ
他家(他のプレイヤー)に対して確実に振り込むことがない牌を安全牌と呼び、他家の河にある現物やリーチ宣言後の捨て牌などが該当します。4枚目・3枚目の字牌やスジを考慮した牌などは有効ですが、必ずしも安全であるとは言い切れません。
特にリーチ宣言直後の巡目では安全牌を切ることが重要であり、一発や裏ドラによる相手の打点アップを確実に防ぐことができます。安全と思われる牌を常に抱えておくことが守備の第一歩と言えるかもしれません。
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