大三元とは?確率・責任払い・点数・字一色や四暗刻との複合 – 鳴きOKの役満御三家

鳴き可

麻雀の大三元

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大三元とは

大三元(読み方:ダイサンゲン)とは、白・發・中の三元牌のすべてを刻子または槓子で揃えると成立する役満です。大三元は四暗刻国士無双と並んで役満御三家とも呼ばれており、役満の中だと比較的揃いやすくなっています。

大三元に関する基本情報一覧

  • 翻数:役満
  • 出現確率:0.039%
  • 鳴き:可

三元牌以外の面子雀頭は自由で、待ちの形も指定はありません。鳴きはOKであり、明カンや暗カンをしても成立します。

大三元を確定させる牌をポンされたら「責任払い」に

大三元を確定させる牌、すなわち三元牌のうち2種類がすでにポンされている状態で、3種類目の牌を捨ててポンされてしまうと責任払いとなります。

別名パオとも呼び、「包」や「包則」と表記されるルールです。ツモ和了の場合はそのプレイヤーが全額払い、ロン和了の場合は放銃者とそのプレイヤーが折半です。具体的な点数は次のとおり。

  • ツモ和了:和了したプレイヤーが親なら48000点 子なら32000点を1人で全額払う
  • ロン和了:和了したプレイヤーが親なら折半して24000点ずつ 子なら折半して16000点ずつを2人で払う

また、責任払いが発生する他の役には、大四喜と四槓子が挙げられます。

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大三元時に複合する可能性がある役満

大三元は、三元牌のうち2種類で刻子・残りの1種類で雀頭を揃える小三元上位役です。そんな大三元が複合しうるその他の役満で、代表的なものを紹介します。

四暗刻(スーアンコー)

四暗刻とは、4面子をすべて暗刻で揃えると成立する役満です。牌の種類の指定がないことから、大三元と四暗刻は複合できます。

字一色(ツーイーソー)

字一色とは、名前のとおり字牌だけで揃えると成立する役満です。ポンをしても問題ないことから、東・南・西・北のいずれかが手牌にある際に大三元との複合を狙えます。

四槓子(スーカンツ)

四槓子とは、4回カンをすることで成立する役満です。四槓子自体の難易度が高いため、大三元と複合することはほぼないと言ってもいいですが、四槓子の条件で明カンがOKなので、理論上は複合します。

大三元の歴史と由来

大三元はもともと、ルールとしては存在していましたが、名称が異なっていました。麻雀が誕生した最初期には「三元和」と呼ばれており、のちに小三元が誕生したことで、名前が変更され大三元になったと言われています。

大三元で覚えておきたいポイントまとめ

大三元の条件は、3面子の指定だけなので比較的成立しやすい役満です。ちなみに、クレヨンしんちゃんのとある場面で、マサオくんが役満御三家である「大三元」「四暗刻単騎」「国士無双」のトリロンを受けるシーンがあります。

現実では、三人麻雀ですら役満ダブロンでさえほぼ起こり得ませんが、他家が三元牌を2種類以上ポンした際には大三元に注意するようにしましょう。

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