四槓子(スーカンツ)とは?確率・四槓流れ・条件・他の役満との複合 – 役満
四槓子とは
四槓子(スーカンツ)とは、暗カン・明カンを問わず1人で4回のカンをし、残った手牌1枚に該当する当たり牌で和了する麻雀の役満です。面子の部分をすべて副露しているため、必然的に裸単騎の待ちになります。完成させる難易度がかなり高く、レアな役として知られています。
四槓子に関する基本情報一覧
- 翻数:役満
- 出現確率:0.000234%
- 食い下がり:-(鳴き可)
四槓子の条件
四槓子が成立する条件は次のとおりです。
4回カンをした場合、手牌に残るのは1枚だけなので、必然的に待ちは裸単騎となります。聴牌する際には、下位役である三槓子の状態を経ることになります。
四槓子を確定させた場合には責任払いになることも
四槓子を確定させるような副露の牌を捨てた相手が、責任払いになるルールも存在します。責任払いが発生する役としては大三元や大四喜が挙げられますが、四槓子にも適用されることも。
四槓子をツモ和了した場合には、確定する副露を発生させたプレイヤーが全額を支払い、ロン和了の場合は確定する副露を発生させたプレイヤーと放銃したプレイヤーが半分づつ支払います。
四槓子は大三元や大四喜と違いすべての牌が対象となるため、予測をすることが難しいことから適用しないとする場合があります。滅多に起こることはないと思いますが、気になる方は確認しておくようにしましょう。
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四槓子と複合する可能性がある役満
四槓子は、特殊なアガリの形である国士無双や、刻子の形を取らない部分がある九連宝燈などとは複合しません。複合する可能性がある役満についてまとめました。
- 四暗刻(四暗刻単騎):暗刻を4面子揃えると成立する役満。なお、待ちの形が単騎待ちとなるため、和了の形は四暗刻単騎待ちに。
- 大三元:三元牌である白・發・中の刻子を集めると成立する役満。
- 清老頭:手牌のすぺてを1と9の数牌で作る役満
- 字一色:手牌のすべてを字牌で構成する役満
- 緑一色:手牌を索子の2,3,4,6,8と發だけで構成す役満
- 小四喜・大四喜:東南西北のうち3種類で刻子、残り1種類が雀頭になっているのが小四喜、東南西北のすべてを刻子で揃えると大四喜という役満に
理論上は、四暗刻単騎と四槓子、字一色、大四喜といった6倍役満も組み合わせ自体も可能ですが、四槓子の時点で実現不可能と言えるでしょう。
四槓子に関するよくある質問
4回カンする前に他家がカンしたらどうなりますか?
四槓子に関する特別ルール
四槓子は、リンシャン牌がなくなってしまうことや難易度の高さから、異なるルールを用いる場合もあるようです。具体的には以下のとおり。
- 一人で4回カンしたあとも5回目の槓を認め、その時点で流局になるルール
- 一人で4回カンした時点で四槓子と認めるルール
一人で4回カンした時点で四槓子と認めるルールは古いルールのようで、雀頭が揃っていないことで、アガリと認められなくなり、現在は採用するところが少なくなっています。
四槓子で覚えておきたいポイントまとめ
四槓子は手牌を揃える難易度が高く、揃える過程で警戒されてしまうこともあり、親の配牌時に和了の形になっている天和や「アガったら死ぬ」と言われている九連宝燈などよりも難しいと言われています。
鳴いて手牌の合計18枚が絡む役であり、狙ってできる役満ではないので、三槓子まで揃った時点でドラの様子を見て他の待ちに切り替えてもいいかもしれません。
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