清一色(チンイツ/チンイーソー)とは?確率・役複合 – 待ちに注意したい6翻役
清一色とは?
清一色(読み方:チンイツまたはチンイーソー)とは、萬子・索子・筒子のうち1種類のみを用いて手牌を完成させると成立する、麻雀の6翻役です。略してチンイツと呼ばれます。鳴き可で食い下がりは5翻。役満を除いた通常役の中では最高翻数となる役です。
清一色に関する基本情報一覧
- 清一色の翻数:6翻
- 清一色の出現確率:0.94%
- 清一色の食い下がり:あり
- 鳴き可
清一色の成立条件
チンイツは前述のとおり、数牌(萬子・索子・筒子)のうち1種類のみを用いて手牌を完成させると成立します。この条件さえ満たしていれば、面子構成や雀頭、待ちはどのような形でもOKなので、七対子の形でも問題ありません。
上位役:九連宝燈(チューレンポートー)
数牌のいずれか1種類を用いて「1112345678999+x」という形を作ると成立する役満です。特殊な形を門前清一色と考えると、この役は清一色の一種の上位役といえるでしょう。
上位役:緑一色(リューイーソー)
緑色の牌のみを用いて手牌を完成させると成立する役満です。緑色の牌とは索子の2,3,4,6,8と發のことを指します。混一色(ホンイツ)や清一色(チンイツ)の上位役とみることができます。
下位役:混一色(ホンイーソー)
通称ホンイツ。数牌1種類+字牌のみで手を作ると成立する3翻役です。混一色は清一色の下位役にあたるため、この2つの役が複合することはありません。
スポンサーリンク
清一色を狙うメリット・デメリット
清一色を狙うメリット
- 翻数が高い
- 待ちが多くなりやすい
- 形が美しい
清一色は門前6翻、食い下がりでも5翻と最低でも満貫が確定しています。他の役やドラなどと複合すれば跳満・倍満以上の高得点も見込めます。
清一色を狙うデメリット
- 警戒されやすい
- 防御力が下がる
- 待ちが多くなりやすい
清一色は、捨て牌が偏ってしまうため非常に警戒されやすい役です。またその捨て牌の偏りから、手に組み込んでいない他の数牌や字牌で待たれると厳しいという問題もあります。
待ちが多くなることはメリットでもありますが、一見するとどの牌で待っているのかわかりづらい場面が多く、誤リーチや誤ロン・誤ツモなどのチョンボをしてしまう危険性がある点もデメリットであり、条件が明快なので初心者にもわかりやすいですが、上級者向けの役とも言えるでしょう。
清一色と複合する相性の良い役
平和(ピンフ)
門前で清一色を狙う場合、平和との相性は抜群です。雀頭が字牌になることもなく、リャンメン待ちも作りやすいので狙いやすい組み合わせと言えます。
一気通貫(イッキツウカン)
一気通貫は、通称イッツ―と呼ばれる2翻役です。数牌いずれか一種類を用いて123・456・789の面子を揃えると成立します。どちらも一種類の数牌を集めていく役かつ鳴きOKなので複合させやすいといえます。
対々和(トイトイホー)
清一色を狙っている際に、刻子や対子が多い場合は対々和(通称トイトイ)との複合を狙うのがオススメです。鳴きOKであることもポイントです。
清一色とよく一緒に出てくる麻雀用語
メンチン
門前(メンゼン)・清一色を略して「メンチン」といいます。メンチンは単体でも跳満になるので高火力が見込めます。
ムリチン
アガり方に無理がある清一色のことです。枚数が足りなさすぎるのに、ポンやチーで無理やり清一色にもっていこうとすると「ムリチン」と言われてしまいます。
染め手
混一色(ホンイツ)や清一色のように、特定の数牌を集める役や手作りのことを「染め手」といいます。
清一色に関するよくある質問
七対子と複合しますか?
七対子とも複合します。また、ローカル役ですが、2~8の数牌で成立させた場合「大車輪(筒子)」「大竹林(索子)」「大数隣(萬子)」という役満になります。
この手牌で成立する役はなんですか?
清一色(チンイツ)・二盃口(リャンペーコー)・清全帯么九(ジュンチャン)で12翻となります。ドラや立直などなければ数え役満には1翻足りませんが、この3つの役の複合を役満とする「清海湖(チンハイフー)」というローカル役が存在します。
清一色に関する小ネタ
清一色麻雀
一種類の数牌のみを用いてCPUと2人対戦ができる「清一色麻雀」というフリーゲームがあります。
鳴きはないため、常にメンチンが付く設定になっています。メンチン限定の何切る問題や待ちを当てるゲームも公開されているので、練習したい方にオススメのサイトです。
『咲-Saki-』での名シーン
小林立氏の麻雀漫画『咲-Saki-』において物語上の重要なシーンで「清一色・対々和・三暗刻・三槓子・赤1・嶺上開花」という衝撃的な数え役満が描かれています。
清一色に関するポイントまとめ
一種類の数牌のみを用いて手作りする清一色は、見た目も美しいですし火力も高いです。そのためチャンスがあればついつい狙ってしまいますが、相手に読まれやすいためアガりきるのは難しい役でもあります。状況を見ながら攻められるといいですね。
待ちが複雑になりがちで、ガイドが出るアプリやゲームでのプレイ中は問題ないのですが、リアルに卓を囲んで打っているとチョンボをしやすい役でもあります。上記に紹介したサイト以外にも待ちの練習ができるサイトが多数ありますので、この機会に検索して練習してみてください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません