純チャン(純全帯么九)とは?成立条件やチャンタとの違い – 麻雀3翻役
純チャン(純全帯么九)とは?
純全帯么九(読み方:ジュンチャンタイヤオチュー)とは、全ての面子および雀頭に老頭牌(1または9の数牌)が含まれるときに成立する役です。
純全帯么九は名前を省略して純チャンとも呼ばれ、門前でアガると3翻、副露ありだと食い下がりで2翻の役として扱います。
純チャンに関する基本情報
- 翻数:3翻
- 出現確率:0.38%
- 食い下がり:あり(2翻)
- 鳴き:可
純チャンの成立条件
純チャンの成立条件は、全ての面子と雀頭に老頭牌が含まれていることです。すなわち、雀頭は1または9の数牌である必要があります。
面子の中でも順子は[123]または[789]の形、刻子も含める場合は[111]または[999]の形でないといけません。
純チャンと似ている役その1:チャンタ(混全帯么九)
チャンタとは、全ての面子と雀頭に么九牌が含まれている2翻役(食い下がり1翻)です。
純チャンとチャンタの違いは手牌に字牌が含まれているかどうか、ということです。純チャンでは手牌に字牌を入れることはできませんが、チャンタでは字牌が含まれていても成立します。
純チャンはチャンタの上位役であり、チャンタから字牌を取り除いた役と覚えると良いでしょう。
- 純チャンの手牌例:
- チャンタの手牌例:
純チャンと似ている役その2:清老頭
清老頭とは、1または9の数牌のみの刻子(または槓子)および雀頭で構成される役満です。すなわち、純チャンの形と対々和の形が合わさると清老頭になる、ということになります。
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純チャンと複合する相性のいい役
三色同順
純チャンを作る際の順子は[123]もしくは[789]のどちらかの形になるので、結果的に同じ組み合わせが揃い三色同順との複合が見込めます。この2つが複合すると非常に美しい手牌の形となることから狙う方も多いのではないでしょうか。
また、純チャンも三色同順も食い下がりはあるものの、鳴いていても成立する役となっています。
純チャンと三色同順の複合例:
一盃口(イーペーコー)
一盃口も三色同順と同じく順子で揃えていった結果、複合する機会の多い役です。しかし一盃口は鳴き不可の役であるため、門前の形で構成する必要があります。
純チャンと一盃口の複合例:
漫画・アニメ『咲-Saki-』で印象的なシーン
麻雀をテーマにした漫画・アニメ『咲-Saki-』では、純チャンを絡めた数え役満を和了するシーンが登場します。
アガり牌:
立直・一発・メンゼンツモ・平和・純チャン・三色同順・一盃口・ドラ3(表9筒/裏1索)の計13翻で数え役満となりました。このように様々な役と複合すれば、純チャンを使った数え役満も理論上可能です。
純チャンに関するよくある質問
鳴いていても成立しますか?
面子の中に順子と刻子が入り混じっていても成立しますか?
順子は[123]または[789]の形、刻子(または槓子)は1または9を使ったものという条件を満たしていれば、仮に順子・刻子・槓子がそれぞれ手牌に含まれていても純チャンは成立します。
純チャンのポイントまとめ
純チャンは1または9の数牌が含まれた面子および雀頭のみで構成することによって成立します。序盤に紹介した通り、純チャンは「チャンタの形から字牌を取り除いたもの」という覚え方をする人も少なくありません。
いざやってみるとなかなか作ることが難しい役ではありますが、特に門前で純チャンを構成できたときの形は非常に美しいです。チャンスがあったら狙ってみましょう。
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