一色三順(イッシキサンジュン)とは?一盃口・一色四順・三連刻・三暗刻との違い

食い下がりあり,鳴き可

麻雀の一色三順(イッシキサンジュン)

スポンサーリンク

一色三順とは

一色三順(読み方:イッシキサンジュン)とは、同じ数牌で揃えた順子(シュンツ)を3組揃えると成立するローカル役です。別名「イーソーサンシュン」とも呼ばれます。

一色三順に関する基本情報一覧

  • 翻数:3翻役または2翻役
  • 食い下がり:あり
  • 鳴き:可

一色三順は一般的には門前3翻役で食い下がり2翻、または門前2翻役で食い下がり1翻役と言われていますが、食い下がりなし2翻、門前のみ3翻または2翻とする場合があるなど、翻数の定義には揺れがあります

各種麻雀アプリ・ゲームでの一色三順の扱い

一色三順は、ローカル役なのでMリーグや麻雀の公式戦では採用されていません。麻雀アプリ・ゲームでは、過去にSEGAのMJシリーズでのみ採用されていましたが、2010年4月に公式に廃止されました。

雀魂(じゃんたま)では、友人戦でのみ一色三順を含むローカル役を採用するかどうか選択可能です。過去に、乱闘の間というイベントでも一色三順が採用されていました。

一色三順の条件

一色三順は、その名前のとおり同じ色の順子を3つ揃えると成立します。手役の形としては、一盃口にもう一つ同じ順子を加えたような形です。

4面子のうち3面子が条件になるので、残り1面子と雀頭は自由です。順子でも刻子でも問題ありませんし、数牌・字牌のいずれを使っても問題ありません。

一色三順の上位役

一色三順の上位役には、一色四順というローカル役満があります。一色四順とは、同じ数牌で揃えた順子(シュンツ)を4組揃えると成立します。一色三順が一盃口にもう一組同じ順子を揃えると成立するのに対し、一色四順は一盃口が2組あるような形です。

四暗刻はシャボ待ちの場合にロン和了だと三暗刻対々和になってしまいますが、一色四順を採用している場合にはロン和了・ツモ和了どちらでもいずれかの役満になります。

一色三順の下位役

一色三順の下位役は一盃口が該当します。同じ順子を2組を揃えると成立する通常役で、門前のみの1翻です。比較的よく見かける役で、中ぶくれという「2334」のような形から派生することが多いです。

一色三順と似た役

三連刻

三連刻は、3つの連続した刻子で作ると成立するローカル役です。この三連刻は一色三順を分解して順子ではなく刻子ととらえています。よって、同じ牌を使うものの複合は不可能です。ローカル役として両方採用している場合は、高点法にのっとり翻数が高くなる手役で計算します。

三暗刻

三暗刻とは、暗刻を3つ揃えると成立する役です。三連刻のように刻子を3つ作る役で、三連刻とも複合します。高点法で一色三順ではなく三連刻を採用する場合、この三暗刻そして対々和と複合している場合が多いです。

一色三順と相性のいい役

平和

一色三順は順子を3つ作るので、残り1面子も順子で揃えることで平和とも複合しやすいです。

純チャン

純チャンは、すべての面子に老頭牌(1,9牌)が絡んでいると成立する3翻役です。一色三順が「123・123・123」や「789・789・789」のような形だった場合、残り1面子と雀頭も老頭牌を絡んでいると純チャンが成立します。

高点法で三連刻ではなく一色三順を採用する場合は、この純チャンが絡む場合が多いです。

一色三順で覚えておきたいポイントまとめ

一色三順は、萬子・筒子・索子いずれかで連続した3つの数字で刻子を作ると成立するローカル役。中国麻雀では正規の24点役として採用されていることもあり、ローカル役の中では知名度も高く、成立条件や定義についても比較的揺れが少ないことから、採用されることも多いです。

一色三順を実際に採用するときには、「翻数をどうするか?」の部分をしっかり決めておくようにしましょう。

スポンサーリンク