断紅和とは?混断紅と清断紅の違い – 赤が含まれる牌のみで揃えるローカル役

食い下がりあり,鳴き可

麻雀の断紅和

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断紅和とは

断紅和(読み方:タンホンホー)とは、牌のデザインに赤が入っていない牌のみで揃えると成立するローカル役です。断紅和は字牌が含まれるか否かによって名称が変わり、字牌が含まれる場合は混断紅、字牌が含まれない場合は清断紅と呼ばれます。

断紅和に関する基本情報一覧

  • 翻数:3翻 ※
  • 食い下がり:あり
  • 鳴き:可

断紅和は一般的には3翻役ですが、食い下がり2翻になることが多いようです。また、字牌が含まれない和了の形の「清断紅」の場合には、6翻とするルールもあります。

断紅和の条件

断紅和に使える牌は索子の2,3,4,6,8、筒子の2,4,8、中を除く字牌の合計14種類です。14種類あるため、七対子の形でも成立し、待ちや雀頭などの縛りもありません。

前述のとおり、断紅和では字牌の有無によって混一色清一色のように呼び名が変わります。「混断紅」と「清断紅」の2つの和了パターンを紹介していきます。

字牌を含む断紅和「混断紅」

混断紅は字牌を含む断紅和の和了の形で、門前3翻(食い下がり2翻)です。下記の手牌の場合、自風や場風が南ではなければ役なしになってしまうため、通常ならリーチをかけるか、ツモのみ、もしくは三暗刻などの門前役を狙うしかありません。

二筒二筒二筒 四筒四筒四筒 二索三索四索 南南南 北北

字牌を含まない断紅和「清断紅」

清断紅は字牌を含まない断紅和の和了の形で、門前6翻(食い下がり5翻)です。下記の手牌の場合、副露して揃えてもタンヤオ対々和とも複合可能なので、倍満以上確定の手になります。

二筒二筒二筒八筒八筒八筒四索四索四索六索六索六索八索八索

断紅和に関連した役

断紅和には上位役にあたる通常役・ローカル役が存在します。また、赤いデザインが入った牌だけで揃えるという、断紅和の逆のようなローカル役も。断紅和に関連したそれらの役を紹介していきます。

緑一色

緑一色は、断紅和で使える索子の2,3,4,6,8と發のみで揃える通常役です。緑一色が成立すると必然的に断紅和も成立することから、断紅和の上位役にあたります。

黒一色

黒一色は、断紅和で使える筒子の2,4,8と東・南・西・北のみで揃えると成立するローカル役満です。黒一色が成立すると必然的に断紅和が成立するため、こちらも断紅和の上位役にあたります。

赤一色

赤一色は、断紅和の逆で赤いデザインが含まれる牌のみで揃えると成立するローカル役です。赤ドラと中のみで揃えると成立するという定義もあります。

紅孔雀

紅孔雀は、索子の1,5,7,9と中のみで揃えると成立するローカル役満です。断紅和と異なり、赤いデザインが含まれる索子の牌だけを使います。

断紅和で覚えておきたいことまとめ

断紅和は、赤いデザインが入っていない牌のみで揃えるローカル役。手牌に関する定義の揺れがないので、採用する場合に決めておくべきポイントは字牌の有無による翻数の変動のみです。

使える牌が多いため比較的狙いやすいローカル役といえますが、順子にできる牌が少なく必然的にポンをして揃えることになるでしょう。清断紅なら翻数は高いものの、字牌を含む混断紅の場合は食い下がり2翻なので、混一色を狙った場合と翻数的には変わりません。

役牌小三元を絡めた混一色または清一色を狙う方が揃いやすい時もあるので、状況に応じて使い分けましょう。

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