百万石(ヒャクマンゴク)とは?加賀百万石とも呼ばれる麻雀ローカル役満
百万石とは
百万石(読み方:ヒャクマンゴク)とは、一般的に萬子の清一色で牌の数字の合計が100以上になると成立するローカル役満です。日本で生まれた役のため、歴史にちなんで加賀百万石と呼ばれることもあります。百万石の合計の最大値は130です。
百万石に関する基本情報一覧
- 翻数:役満
- 食い下がり:-
- 鳴き:可
百万石は一般的に合計100以上の場合に役満として扱いますが、数の合計がちょうど100になる場合はダブル役満とすることもあるようです。そのとき、「純正百万石」や「加賀百万石」として呼び分ける名称があります。
また、100ちょうどではないと成立しないとする定義も。100以上になることを条件としても難易度は比較的高めなので、採用する場合は100以上で成立としても良いかと思います。
百万石の条件
百万石に使える牌は萬子の1〜9で、萬子の清一色で数を合計するのが一般的な定義です。しかし、チンイツではなく混一色でも成立すると認める場合もあるようです。
百万石の手牌の例
百万石は基本的に、7〜9の数牌をベースとして作ることとなります。ポンやカンをするか789の順子を多く集める必要があるでしょう。百万石になる手牌の一例を紹介します。
100ちょうどになる手
2×2+4(7+8+9)で100ちょうどになる手牌です。
また、四槓子と複合するこちらのような手牌もあります。もし100ちょうどをダブル役満とする場合、四槓子と複合してトリプル役満になります。門前で揃えれば四暗刻、2mで待てば四暗刻単騎とも複合可能なので最大5倍役満を目指せます。
これら以外にも100ちょうどになる百万石の手牌は複数あります。
数の最大130になる手
当然ですが、このように9〜5までをフルに使った場合に百万石の合計数が最も高くなります。カンをすることが必須のため、必然的に四槓子と複合します。こちらも門前で揃えれば四暗刻や四暗刻単騎と複合は可能です。
百万石と似た役・関連した役
紀州五十五万石
紀州五十五万石とは、百万石のように萬子の数牌を合計し、合計がちょうど55になるときに成立するローカル役満です。
水戸三十五万石
水戸三十五万石とは、百万石や紀州五十五万石のように萬子の数牌を合計し、合計がちょうど35になるときに成立するローカル役満です。
清一色
清一色は、萬子・筒子・索子のいずれかの数牌だけで手牌を揃えると成立する通常役です。百万石の条件は清一色が一般的なため、清一色の待ちを覚えておくようにしましょう。
混一色
混一色は、萬子・筒子・索子のいずれかの数牌と字牌のみで揃える通常役です。
百万石で覚えておきたいポイントまとめ
ローカル役の百万石は、萬子の数牌の合計で役満かどうか決まる麻雀のローカル役。もともと索子のみで成立する緑一色、筒子のみで成立すると言われるローカル役の大車輪があるように、萬子限定の役を作る目的で採用されたようです。
昔は九蓮宝燈が萬子限定の役だったこともあり、萬子限定の役としての百万石の知名度はさほど高くはありません。また、大車輪は大竹林や大数隣など、索子や萬子でも成立するため、「萬子限定の役がないか?」と言われるとさほど格差があるとは言えないのではないでしょうか。
ローカル役として採用する場合は、清一色や混一色で和了できる手牌になるかどうかをチェックするとともに、数の合計も数えておく必要があります。「数えたら実は百万石が成立していた…」とならないように、しっかり確認しておきましょう。
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