大物手とは?主に満貫以上の役や手牌を指す麻雀用語
大物手とは?
大物手(読み方:オオモノテ)とは、点数の高い役や手牌のこと全般を指す麻雀用語です。主に満貫以上になる際に使われるものの、大物手の明確な定義は決まっていません。役満をはじめ、倍満や跳満はもちろんのこと、手牌の状況によって打点が高くなりそうであれば、「大物手になりそう」などといった使い方をすることもあります。
大物手と言われる役
大物手になりうる、3翻以上の通常役を主に紹介します。複合しやすい役も簡単に紹介するので、麻雀初心者の方はあわせて覚えておくと、アガリの際の点数が高くなり勝ちやすくなるでしょう。
混一色
混一色(ホンイツ)は、萬子・筒子・索子のいずれか1種類と字牌のみで揃える役で、字牌が役牌かつ門前の状態であれば4翻以上を狙えるため大物手と呼ばれることがあります。
役牌だけでなく、対々和や一盃口、一気通貫などと組み合わせて満貫以上を積極的に狙っていきましょう。
純チャン
純チャンは正確には「純全帯么九」と言い、手牌のすべてに「1・9・字牌」が絡んでいると成立する役です。数牌の1または9が含まれる順子は[123]か[789]のみ、刻子の場合は[111]か[999]しか使えないので、牌は必然的に偏ってきます。
順子がメインで構成されている手牌であれば三色同順や一盃口、刻子がメインで構成されている手牌であれば三色同刻などと組み合わせられます。
純チャン自体の出現確率はあまり高くないので、他の役との複合を狙うのは難しいものの、三人麻雀で手牌に幺九牌が多い時には狙ってみてもいいかもしれません。
清一色
清一色(チンイツ)とは、萬子・筒子・索子のいずれか1種類の数牌だけで揃えると成立する門前6翻、食い下がり5翻役です。アガることができれば満貫以上が確定するため、大物手とよく呼ばれています。
タンヤオや対々和と一緒に狙えば跳満以上が狙えるでしょう。
相手が大物手でアガりそうな時の対処法
4人麻雀であれば持ち点が25,000点スタート、3人麻雀であれば35,000点でスタートすることの多い麻雀ですが、この大物手に振り込んでしまうと少なくとも8000点以上持っていかれてしまいます。
役満である大三元や国士無双を狙っていそうな時や、ドラをポンしていて明らかに打点が高そうな時などの対処法を紹介します。
早上がりできる役を狙う
アガリへの特急券と呼ばれる「役牌」であったり、鳴いてタンヤオを揃える「食いタン」がアリの場合は食いタンを狙ってみたり、あるいは安定感のある基本役「平和」を狙って両面待ちかつダマテンにしておいたりすれば、揃えるのに時間がかかる大物手を妨害できる可能性が高いです。
相手の狙いがわかればロンされる可能性は低いものの、ツモでアガられてしまえば点数を取られてしまいます。よって、相手の進みが良くなさそうであれば安い手でもアガってしまった方がいいという考え方です。
相手が欲しそうな牌を絞る
絞るとは、牌をあえて出さず手牌に抱えておくことを言います。たとえば、他家が早々にとを
ポンした場合は大三元を狙っている可能性が非常に高いです。
自分の手牌に白があるのであれば、危険牌であるため出さずに持っておくことで、相手の大物手を潰すことができるでしょう。
ベタオリをする
大物手への対策として、勝負を諦めてベタオリをするという手段も考えられます。早上がりもできず、相手が欲しそうな牌を絞れない場合には安全牌を出し、冷静にベタオリすることも麻雀の戦略のうちの一つです。
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